「マルナゲとスピーチ… バイトブラザーズ… 計画どおりに 進めるためには 無視できぬ存在のようだな…」
「やることは シンプル… ジャマものはすべて消す… それだけだ。」
概要
「マリオ&ルイージRPGブラザーシップ!」に登場する悪役。コネクタルツリーを枯らし、世界を無数の島に分割した張本人。
ボルドルド隊三人組を従え、ヤミコネリーでモンスターを凶暴化させたり、島々から島民を攫って労働させたりして「ゼツエンタイ」なるものを作り出している。
冷酷な性格で常にシリアスだが、それが過ぎて他人の名前に極めて無関心で一切覚えようとはしない。
部下のボルドルド隊の名前を「オンボロ隊」「ボロネギ隊」「ボイル隊」などと言い間違えるのは日常茶飯事で、マリオやルイージの名前も「マルノミ」「クイイジ」と呼ぶなど全く覚えていない。
しかしその一方数字に関しては妙に細かい一面もある。
自身がコネクタルランドで企てている陰謀を阻止しようとするマリオブラザーズ、そして同じくコネクタルランドに飛ばされてきたクッパ軍団と敵対する。
名前の由来はおそらく「ソケット」であると思われ、最初の「ソ」に濁点をつけることで不気味さと冷酷さを混ぜ合わせた名前になったともいえる。
英名はZokketで、本作のオリジナルキャラクターでは珍しく日本名とほぼ同じ(他にはエミットやディオードが該当する)。
容姿
赤と緑の大量の配線のような物体を上がギザギザの赤いシルクハットのような物体で結い留めており、顔にはトゲトゲした仮面をつけ胴体には赤いマントを羽織っている。
タップー曰く「怪人黒マント配線おじさん」。
敵組織の首領が衣類にギザギザの要素を含むのは初代のゲラゲモーナから続く、伝統のスタイルである。
大きな蝶ネクタイにも見えるマントの留め具は、本作に関連する配線・コード関連の「繋ぐ」器物を「断ち切る」際によく使うニッパーのような形状になっており、実際に武器としても使う。
ニンテンドードリーム2025年2月号に掲載されたインタビュー記事によるとデザインのモチーフにはニッパーだけでなく切られたコードも含まれているとのことであり上記のタップーの発言も頷ける。
戦闘
レベルは40。過去作で言えばアーマークッパ(MIX)やゲラゲモーナ2戦目(1DX)といったラスボスと同値。
宙に浮いているように見えるが、ハンマー攻撃は届くので安心しよう。
途中でゼツエンタイの力を使って本気を出してくるため、ハンドータイの用意はしておこう。その状態ではゼツエンバスターが有効になる。
またこのバトルではルイージセンスは発生しないため、プレイヤーの地力が試される。
敵の首領なのでゾケットバスターは勿論効く。
- 落雷
右手を挙げるとマリオに、左手を挙げるとルイージに雷が落ちる。
途中、竜巻で位置を変え、標的が逆になるので注意。
今作では数少ない同時ジャンプで回避できず対象を確認してすぐに反応する必要がある攻撃で、猶予時間も短めで攻撃回数も多いのでかなり厄介。きんきゅうガードに頼るのも良いだろう。
本気を出すと手を挙げた反対側の兄弟にも雷が落ちてくる。
攻撃方法がゲラゲモーナ(1戦目)と似ている。
- ニッパーブーメラン
溜め具のニッパーを取り外し、ブーメランのように投げる。ハンマーで打ち返せるが、ゾケットもバリアで跳ね返してくるため諦めずにラリーを続けよう。
- 光弾の雨
空から無数の光弾を降らせ、その間にチャージしたピンク色の光弾をどちらかにぶつける(当たるとフラフラの状態異常になる事がある)。
マリオ達にぶつかる光弾はよく見ると中心の色が濃いため、ハンマーで防ごう。
- 絶縁の衝撃波
本気時に使用。
溜め具のニッパーで三角状に斬り、集束する衝撃波を放つ。衝撃波は集束した後拡散してもう片方にも迫るので、それぞれジャンプで回避しよう。
- 絶縁砲
本気時に使用。
攻撃してきた兄弟に向けてビームで反撃する。
ジャンプで回避しよう。
- 操りの術
本気時に使用。
ゼツエンタイ状態になったマリオかルイージを操り、もう片方を攻撃する。ハンマーで迎撃し続けると動かなくなるが、この時に攻撃してしまうと操られた片側に大ダメージになる。
この攻撃の後、ゼツエンタイ状態が自動的に治る。
その他
ゾケットが他人の名前を呼び間違えたのは、計画が成就すれば全員が孤独になるため名前を覚える必要がないから。終盤になって漸くボルドルド隊やマリオブラザーズの名前をきちんと呼んでいる。(なおゾケットが作中で最初に名前を間違えず呼んだのはコネッタ)
ゾケット配下のゾケットへいは、ゾケットがガラクタに心を持たせた産物であり、計画完遂後は彼らがどうなろうが完全放置するつもりだった。
関連タグ
この先ネタバレ注意!
その正体は真の黒幕(リンク先ネタバレ注意)が自らを復活させるべく生み出した眷属で、仮面の裏の素顔はコネッタの先生であり元ソダテナー・コトゼット。
コネクタルランドを守り、人と人とのキズナを大事にしていた彼女がコネクタルランドを破壊しようとしたという真実にコネッタは勿論土地の守り神も信じられないといった様子だった。
ゾケットが倒され正気を取り戻したコトゼットは、自らが真の黒幕を復活させてしまった責任感から、コネクタルランドを守り切ろうと身を削って奮闘する。