演:加瀬大周
概要
凄惨な人体実験で使われていたメスをゲートにして出現したホラー。
立神亮一という医師に憑依し、彼が経営する病院を根城に患者たちを自身の医術で治すことで生への喜びを実感し幸せの絶頂にいる状態で後頭部から先端に注射器やメスといった手術器具が付いたチューブのような触手を伸ばして拘束し、バラバラに切り刻んでその血を吸い、自身をグルメと称するゲスそのものな性格。しかも本人はそのことを指摘されても「自分は生きる喜びを与えてやっただけ。その時の人間は最高にうまい」「何ならガチョウの胃に無理やり食材を詰め込んだフォアグラを食べる人間のほうが野蛮。それに比べれば自分は紳士」と自身の悪行を棚に上げて開き直っている。
病院のスタッフもすでにホラーに憑依されており、血を吸った後の遺体はそのホラーたちが食する。
人間の状態でも冴島鋼牙と互角に渡り合える格闘センスを持つほか、非常に用意周到な性格であり、病院の周囲に魔戒騎士の鎧の召喚を妨害する結界を張っており、魔戒騎士や番犬所の眼を欺いて長年好き放題やってきた。それゆえに鋼牙の父大河のことを「ホラーに食われた黄金騎士」と呼んで知っている模様。手下のホラーや結界を応用し、鋼牙を一度は撤退に追い込んだ実力者。
活躍
冒頭、難病に苦しんでいた患者を直してお礼を言っているところに本性を現して捕食する。
潜入した鋼牙も結界の影響で鎧の召喚ができない状況で手下のホラーや格闘術で圧倒し、撤退へと追いやった。
その後、家族の行方を捜して哀しむ被害者の遺族を目の当たりにした鋼牙は改めてパズズを倒すことを決意。再戦では友人の見舞いにやってきた御月カオルが次のターゲットになったことに目をつけて協力を仰がせ、結界の発生源のお札をはがさせることに成功。
結界が破壊された上に手下のホラーも倒され、牙狼に変身されてしまう。
牙狼との戦いでも相変わらず身勝手な理屈を並べ立てるも鋼牙から「殺されて幸せな人間などいない!」と一掃され、烈火炎装で病院もろとも両断され致命傷を負う。
その後も「頼む、最後の晩餐に、その女の肉を……」と魔戒語で喋りながらカオルにすがろうとするも鋼牙の「ふざけるな!」の言葉とともに牙狼剣で上下に両断され、全身から火花を吹き出しながら消滅した。