概要
『ホームアローン』シリーズ前2作で主演を務めていたマコーレー・カルキンから、アレックス・D・リンツに交代し、主人公も舞台もキャラクターもキャストも一新されている。
監督はラジャ・ゴズネル、脚本はジョン・ヒューズ。
あらすじ
ある日の寒い冬のシカゴ、主人公・アレックスは水疱瘡にかかり、両親は共働きで兄姉も学校があるため、一人留守番する事になる。
そんな時、近所の人から雪かきのお代で貰ったラジコンカーにFBIが最もマークする犯罪組織が隠した国際的トップシークレットの情報が秘められたマイクロチップがカムフラージュされており、チップを盗んだ連中は玩具の中に隠していたものの、空港でのアクシデントが原因でアレックスの元に渡ってしまったのだった。
アレックスはチップと大好きな家族と家、そして世界を守るため、知恵と頭脳を駆使して4人の犯罪者との対決に挑む。
登場人物
※吹替声優はDVD版/TV版と、異なっている。
主人公
- アレックス・プルイット(矢島晶子/同左)
発明や機械いじりが得意の好奇心旺盛な8歳の少年。
水疱瘡にかかり、一人自宅療養をすることになるが、向かいの家に住んでいるヘスさんからの雪かきのお代で貰ったラジコンカーに隠されていたトップシークレットのマイクロチップを手に入れ、持ち前の知恵と頭脳を生かし、特製のトラップで彼らとの対決に挑む。
ペットはネズミのドリス、金魚のスティービー。スティービーの金魚鉢はアレックス特製。
犯罪者
FBIが最もマークする4人組の犯罪者。物語序盤で空港のセキュリティを難なく通過するために手に入れた国際的トップシークレットの情報が秘められたマイクロチップをラジコンカーに隠すも、空港でヘスさんが荷物を取り違えるというアクシデントで荷物がすり変わってしまい、シカゴへ向かう。
マイクロチップを見つけるべくあらゆる機器を操って近隣の住宅を探ったり、電話回線を切り替える等の完璧なチームワークとずば抜けた行動力で警察を翻弄し、遂にアレックスがマイクロチップを手に入れたことを突き止める。
アレックスの頭脳と特製の罠に翻弄されていく内に全員アレックスによって逮捕された後、水疱瘡が伝染した。
犯罪者一味のリーダー格。終盤でアレックスを追いつめるものの、玩具の拳銃による騙し討ちに負けて逃亡。FBIからは7年も逃亡し続けてきたが、オウムが起爆した大量のロケット花火によって遂に逮捕された。
犯罪者一味の紅一点。運動神経は抜群だが、アレックスの罠で泥まみれになったり、底が抜けた小型エレベーターの昇降路にはまって体が変な方向に曲がるなど、残念な美人。ちなみに犬は大嫌いらしい。
犯罪者一味の一人で長髪。キッチンを探る際につまみ食いをしたり、カレンの部屋の浴室を覗こうとするという意地汚い所を見せる。
犯罪者一味の一人。4人の中で最もクールだが、ドリスがズボンに入り込んだ為にそれに驚いたアリスに金的を食らうなど、残念なイケメン。
プルイット家
アレックスの母。時々厳しいが、家族思いの優しい良き母親。スタンとモリーを迎えに学校を訪れた際に事件のことを知り自宅に直行、無事にアレックスと再会した。
アレックスの父。出掛ける直前にズボンを履き忘れてしまうドジな一面を見せるが、家族思いの優しい良き父親。本編では出張中で、天候悪化で飛行機が飛ばず遅れたものの、終盤で無事に帰宅し家族と再会する。
アレックスの兄。学校ではホッケークラブ所属。自室は壁一面にグラビアアイドルやスポーツ選手等の大量のポスターを貼っており、モデルガンやロケット花火をたくさん持っている。普段はアレックスを馬鹿にすることが多いが、根は弟思い。
ペットのオウムはお喋りな性格で口は悪く、普段は飼い主のスタンやモリー同様、アレックスを馬鹿にしつつも、何だかんだでアレックスに協力している。好物はクラッカー。
アレックスの姉。学校では体操クラブ所属。自室はピンク色で統一された可愛らしい部屋。兄同様、普段はアレックスを馬鹿にしているものの、FBIを相手に啖呵切るという大胆な行動に出るほどの弟思い。
その他の人物
プルイット家の向かいに住んでいる中年女性。喫煙者。
ケチで偏屈な性格のため、アレックスからはよく思われていない。本編冒頭までサンフランシスコ旅行に行っており、旅行先の有名なパン屋でパンを買ったが、その袋と犯罪者一味が持っていたマイクロチップ入りのラジコンカーを取り違えてしまい、雪かきのお代としてアレックスにプレゼントしたことで今回の騒動を起こすきっかけとなった。
途中で荷物を取り違えた事を根に持ったアリスによって倉庫へ軟禁されるが、アレックスに救出されたことで彼を見直した。ちなみに、ハーバート・フーヴァーが大統領の頃に水疱瘡になったことがあるらしい。
犯罪者一味を追っていたFBI捜査官。チップを見つけたアレックスが徴兵センターに連絡し、専門家たちの調査で盗まれたチップであると確信してシカゴへ直行、プルイット家の者たちにアレックスの危機を伝えるも事件の核心については黙秘するが、啖呵を切ったモリーに迫られ、やむなく全てを一家に説明した。
最終的には7年も追い続けていたボープレーは逃したものの、犯罪者一味の逮捕に大きく貢献したアレックスに感謝した。その直後、オウムが起爆した大量のロケット花火によって7年の悲願を達成する。