※本記事には映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の重大なネタバレが含まれています
演:イザベラ・サーモン/吹:住田萌乃
概要
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のサブヒロインで、恐竜好きな10歳のイギリス人金髪美少女。
祖父はロックウッド財団の設立者でフィランソロピストのベンジャミン・ロックウッドで、母と死別したために現在は彼と共にカリフォルニア州にある豪邸ロックウッド・エステートで暮らしている。ベンジャミンはかつてジョン・ハモンドのビジネスパートナーであり、ロックウッド・エステートの地下の研究室で恐竜のクローン化を手伝った功績を持つ。インドミナス・レックス事件でジュラシック・ワールドが閉鎖されてから3年後、イスラ・ヌブラル島で火山活動が活発化したことにより、ベンジャミンは島の恐竜保護を訴えていたクレア・ディアリング率いる「Dinosaur Protection Group(略称:DPG)」の恐竜保護活動に協力することになる。
しかしその保護活動の真の目的は、ベンジャミンの腹心イーライ・ミルズの独断による恐竜の密売であった。ミルズの言動を怪しく感じたメイシーはロックウッド・エステートの地下の研究室でミルズの真の計画を知り、更に彼がヘンリー・ウーと共謀して製作したハイブリット種インドラプトルと遭遇する。この一件を伝えられたベンジャミンは激昂し、ミルズに自首するよう説得するも口封じに殺害され、メイシーも自室に軟禁されてしまう。しかし隙を見てうまく逃げだした彼女は、同じくミルズの拘束から逃れたクレアとオーウェン・グラディに助けられることになる。
しかし、恐竜たちのオークションの最中にインドラプトルが脱走、一度目を付けた獲物は必ず仕留める習性があったことで、メイシーは執拗に狙われることになってしまう。
正体(ネタバレ注意)
インドラプトルからオーウェン、クレアと共に逃げていたメイシーは、偶然出くわしたミルズから衝撃の事実を知らされることになる。
実はメイシーはベンジャミンの孫ではなく、亡くなった娘を再生させたクローンだったのである。
恐竜再生の研究中、最愛の一人娘を亡くしたベンジャミンはその悲しみを乗り越えられず、遂にはクローニング技術を用いて娘の再生を目論んだのである。しかしハモンドはあくまでクローニング技術の利用は古生物のみと考えていたため、「クローン人間の製作」というそれ以上の禁忌に手を出そうとしたベンジャミンを危険視して決別、プロジェクトから追放したのであった。
その後、学んだ技術を用いてメイシーを誕生させたベンジャミンだったが、ジュラシック・ワールド崩壊を知って自身の過ちを痛感し、贖罪として恐竜救出に協力したのであった。
終盤
インドラプトルに目を付けられ執拗に狙われたメイシーだったが、オーウェンとクレア、ヴェロキラプトルのブルーの活躍でインドラプトルが討伐されたことで何とか難を逃れた。
その後、地下の恐竜たちが囚われている檻に向かった3人だが、警備兵が銃を暴発させたことで室内にシアンガスが蔓延し、すべての恐竜達に死が迫っていた。オーウェンとクレアは本土の人々を危険にさらせないとして泣く泣く恐竜たちを見殺しにする決断をしたが、メイシーは「自分と同じクローンだが生きている生命」として、彼らにも生きる権利はあると判断。ゲートを開けるスイッチを押してすべての恐竜を人間の世界に解放し、彼らの命を救った。
(この際、逃げようとしていたミルズは解放されたレクシィとカルノタウルスによって無残に食い殺され、結果としてメイシーはベンジャミンの敵討ちに成功した。)
騒動終結後はオーウェンとクレアに引き取られ、彼らと共に慣れ親しんだロックウッド・エステートを後にした。