歴史上の「フランシスコ・ザビエル」
ナバラ王国の貴族の家に生まれ、パリ大学に留学中、イグナチオ・デ・ロヨラら6名の同志と共にイエズス会を創設したカトリック教会の司祭、宣教師。バスク人。
日本からインドに戻った後、中国での布教を目指したが入国が許されず、志半ばで上川島(現在の広東省)で病に斃れる。
のちに聖人として認められ、彼の没した12月2日は記念日となっている。
日本人の「耶蘇教を信じなければ地獄に落ちるというなら、知らずに死んだ先祖はどうなるのか」という問いに答えられずに困り果てたという話があるが、俗説である。カトリックの教えでは、そうした死者も「主なる神の恩恵の助けによって、罪の償いができる」とされている。むしろキリスト教に初めて接する地域への布教において強みとなる教理といえる。
実際、ザビエルに激しく疑問をぶつけた人が最初に改宗する結果となった。
(詳細はtogetter:『ザビエルも困った「キリスト教」の矛盾を突く日本人』によるミスリードと嘘』を参照)
こぼれ話
- 彼の聖像(イコン)を見たものに激しい印象を残すあの髪型(俗に「ザビエルハゲ」などと呼ばれるアレ)は、後頭部ハゲではなくトンスラというキリスト教修道者特有の髪型である。
- ザビエルは死後一度埋葬されたものの、遺体は今日まで腐ることがなく、イエズス会の命で没後50年以上後に遺体の一部を切断した際にもなお鮮血を流すなど、それ自体が「奇蹟」とみなされている。現在、遺体の大部分はゆかりの深いゴアの大聖堂に安置されている。
ピルグリム・イェーガーのザビエル君
異能者『30枚の銀貨』の一人「星(レ・ステッレ)」として登場。
同じく異能者であるイグナチウス・デ・ロヨラと共に旅をしている。
美少年すぎて教会や宿に泊まる旅に襲われそうになるため、女装している。ん?