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中村悠一(FA)/諏訪部順一(03年版)

概要

お父様」によって生み出されたホムンクルスの一人。

ホムンクルスの中でも、己の矜持にもっとも忠実な性格をしており、「自分の欲はここじゃ満たされない」という理由から、120年前に「お父様」の元を去り、以後各地を転々としていたようである。このため、お父様の命令には忠実ではない。

その後、アメストリス南部・ダブリスの酒場デビルズネスト」の地下にアジトを構え、アメストリス軍部の実験で合成獣にされてアウトローとなった者たちを部下として囲い、完全な不老不死を求めて活動を展開していた模様。

ホムンクルスとしての能力は体内の炭素で表皮を硬化すること。硬化した部分は黒くなりダイヤモンド並みの硬度があり攻撃にも使える。

銃弾は愚か、戦車の攻撃も通じない。

それゆえ、「最強の盾」と呼ばれる。

ホムンクルス特有の再生能力もあるが硬化と再生は同時にできない。

来歴

原作・FA版

原作/FAではダブリスのアジトを軍部に襲撃され、自身の組織を壊滅させられた挙句自らも捕縛される。

そして、再び服従することを求めてきた「お父様」に逆らい、「お父様」に取り込まれて、いったん物語上から姿を消すこととなる。

しかし、グラトニーの腹の中からの脱出し、脱出先にいた「お父様」がシン国の皇子・リン・ヤオの肉体に、グリードの核であった賢者の石を注入したことで、リンを乗っ取るかたちで再び復活した。

その後はひとつの肉体にグリードとリン、2つの人格が同居する形で落ち着いた。詳細は「グリリン」を参照。

以降はエドの同志となって(名目上はエドを手下とする形で)動いている。

真理と融合した『お父様』との最終決戦時には賢者の石エネルギーを大幅に消費した「お父様」に吸収されそうになるも、自らの意志でリンと決別して自分だけが吸収される。お父様の体を「一番脆いボロ炭」に錬成して崩壊させるが、直後に「お父様」に食い尽くされ死亡。その結果ボロボロになった「お父様」の体はエドたちの攻撃に耐えられなくなり、勝利への鍵となる。

最後は自らが本当に欲していたものを知り、満足げに散って行った。

旧アニメ版

旧作アニメ(2003年)では、生前ダンテに好意を抱いていた男で、ダンテが人体練成を行った結果生み出されたホムンクルス。登場するのは初代の姿のみ。

第五研究所に封印されていたがバリー・ザ・チョッパーが作動させた自爆装置により拘束を外して脱走し、投獄されていたゾルフ・J・キンブリーショウ・タッカーを引き連れ脱走した。

ダンテに自身の遺骨を使われ大幅に弱体化し、その状態でエドと交戦し、死に際にホムンクルスの弱点を教え、息絶える。

彼との戦いでエドはまがりなりにも殺人を犯してしまうことになり、その最期はエドに対して浅からぬトラウマを与えた。

なお、旧作アニメ版放送時は原作で初代グリードが初登場したばかりだった。

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