概略
TC第3巻に収録されている「ミチビキエンゼル」に登場。
手にはめるパペットのような形状をしていて天使のような姿をしている。言葉を話すことが出来、左手にはめて相談をするとその者にとって的確と思える判断を返してくれる。
エンゼルの言葉は使用者以外には聞こえないというご都合主義的な機能もある。
ただし、このエンゼルの出す答えは基本的に使用者のみが得をする答えしか返さない。時にはその結果で他人に迷惑をかけることがある。
例えば…
のび太「いつまでも家に居座っちゃしずかちゃんに迷惑だ。何かいい方法ないかしら」
エンゼル「アカンベエなさい」
(数秒後)
のび太「怒って追い出されたぞ!」
エンゼル「ほれ見なさい。これで帰れますよ」
そして一度はめたら使用者の意志で外すことが出来ず、外すためには誰か別の人に外してもらう必要があるという厄介な仕様である。また、指示に逆らおうとすると噛みついたり殴りかかったりして妨害してくる。とにかく厄介である。
原作ではイマイチ役に立たなかったが、ゲームボーイで発売されたゲーム『ドラえもん 対決ひみつ道具!!』では活躍している。
この作品では開始時点でドラえもんがほとんどのひみつ道具を失ってしまっているのだが、残ったミチビキエンゼルは名前通りドラえもんを導いてくれる。
上位種?
他にも困った時に解決に導いてくれるひみつ道具は多いが、いずれもデメリットが無くミチビキエンゼルの立場を奪っている。
みちび機
TC13巻「七時に何かがおこる」に登場。
鳥居を象った道具で、何か悩んでいる時にその案件を言いながらボタンを押すと、それに対する最善となる答えが帰ってくる。
具体的な理由までは書かれていないが、一見乱暴なやり方でもその通りに従えばベストな形で問題が解決する。
劇中では、みちび機の言う通りジャイアンを敢えて蹴飛ばすと、彼の喉に詰まっていた飴が出てきてジャイアンに感謝されたり、午後7時まで押入れに隠れているとパパの0点の答案が落ちて、それを見られたパパはのび太を叱れなかった。
なるほどロボット
のぶドラオリジナルエピソードで、1995年3月17日放映分「なるほどロボット」に登場。
使い方はみちび機と同じで、自我を持つ点はミチビキエンゼルと同じだが、こちらは具体的な理由も教えてあげたり(出木杉曰く「情報処理と状況判断能力に長けている」)、必要に応じてロボットから質問を要求する事もある。
こちらでは、のび太の静香へのホワイトデープレゼントに悩んだ際、手持ちの千円と静香の特性(お菓子作りが得意・将来のび太に嫁ぐ)から、家庭的で女の子っぽいプレゼントとして花柄のエプロンを提案した。他にはジャイアンの「乙女の愛の串団子」という意味不明な歌を酷評したり、ジャイ子の「傷だらけの純情」という漫画にイケメンな主人公を用いれば良い(ジャイ子自身もそれに悩んでいた)とアドバイスした。
カウンセリングノート
同上で、こちらでは2003年5月2日放映分「カウンセリングノート」に登場。
折りたたみ式のみちび機と言った感じで、こちらでは付属のタッチペンで要件を書くと画面にヒントを述べてくれる。
山に行ったスネ夫を探す際には「つづじ狩りにいく」と言った具合に若干遠回しな表現がされることもあるが、最終的にベストな解決法となれば同じ結果となり(巨大な飛行機ラジコンが壊れた為に直してもらうか新しいのを出してもらおうとするも、いずれも「(北海道の友達に)ウソを白状してあやまる」と表示された)、円満に解決することができる。