概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC3巻「きせかえカメラ」。
カメラの中に服の写真や絵を入れ、その状態のまま人を撮影すると、被写体となった人物はカメラに入っている写真・絵の服を着せられた状態となる。複数人を撮る際は、一人ずつ写真を撮って着替えさせても、人数分デザイン画を入れてからまとめて数人を撮っても効果を発揮する。リボンやウィッグなど頭の装飾品を付けることも出来る他、手に何かを持っている場合はそれを変化させることも可能(2007年版「魔女っ子しずちゃん」)。
ドラえもん曰く積み木を分解したり組み合わせて色々な物を作る仕組みと同じで、被写体がこれまで着ていた服が分子レベルで分解され、デザインされた服に再構成されるとのこと。有効となる時間は不明だが、後の描写で元の衣装に戻っているシーンも多い。
上記の点から、デザイン画を入れずに撮影すると裸になってしまう。また『恐竜』では間違ってしずかに男子用の水着を着させた結果、彼女の胸をさらけ出す結果となった(ただしリメイク版『恐竜2006』では、規制の関係上胸の部分が直接描写されていない。ちなみにリメイク版では原作・大山のぶ代版と違い、水着のデザインが1人1人違っており、しずかが着るはずだった水着はジャイアンが着ていた)。
原作短編・アニメ版・大長編・映画版で度々登場するひみつ道具の一つであり、上記の通り写真だけで無く絵やイラストでも効果を発揮する為、その際は絵が上手という設定のスネ夫やジャイ子等がデザインを担当する事も多い。