アエロステオン
あえろすておん
約8300万年前の南米アルゼンチンに生息していた大型肉食恐竜。
概要
学名:Aerosteon
(意味は化石の特徴から「空気の骨」)
南米アルゼンチンにて発見された白亜紀後期(約1300万年前)の肉食恐竜。全長10m。発表された当初はエアロステオンと誤表記(誤翻訳)されていることもあった。
日本で発見されたフクイラプトルに近縁とされているが、本種も他のネオヴェナトル科同様に分類がよく分かっておらず、アロサウルス科に分されたりティラノサウルス上科にされてたり右往左往している。
本種の化石(叉骨、腹部の肋骨、寛骨)には空気の通る空洞が形成されており、現代の鳥類と同じ「気嚢」による呼吸を行っていたことが確認されており、学名の由来にもなっている。また、このため本種には体に羽毛を持っていた可能性が高いようだが、真偽は不明(この際、羽毛は保温に、気嚢は冷却に用いていたという説がある)。
カセキホリダーシリーズの第2作「スーパーカセキホリダー」では最初にもらえる風属性のリバイバーとして登場した(他のリバイバーは水属性の鳥羽竜、土属性のチンタオサウルス、火属性のディメトロドン)が、その通称が上記の誤表記からエアロンになっていた。