2年後ショック(にねんごショック)とは、漫画『銀魂』324・325話目のこと。
サブタイトルは「夏休みあけは皆ちょっと大人に見える」、「冬休みあけも皆けっこう大人に見える」。
が、内容はちょっと所ではない。
※以下本編ネタバレ注意
概要
志村新八はいつものように万事屋へ行くと、坂田銀時はロングヘアーのヤムチャ風、神楽は大人の女性に変貌していた。
定春はよくわからないおっさんになっていた。ついでにお登勢、たま、キャサリンもおっさんだった。
休載を挟んで1週明けただけなのに、いつの間にか2年が経過していたらしい。
万事屋内にはヤムチャとエイリアンハンターとおっさんとおっさんとおっさんとおっさんという現実。
新八は変わり果てた銀時達と、何も変わっていない自分に愕然とする。
現実を受け止めきれず、叫びながら走り去る新八。
そして帰ってきた家では、近藤勲と志村妙がラブラブ新婚生活を送っていた。
さらに懐妊までしており、これ以上ない非情な現実を目の当たりにし、大きな衝撃を受ける新八。
落ち込んでいる所に柳生九兵衛が現れ、慰めてくれるのかと思いきや股間にバベルの塔を建設したことをカミングアウト。
それに呼応するかのように現れた桂小太郎は完全に取ってしまったことを宣言。
キャラかぶりを脱却するはずが、むしろ性転換キャラとして被りまくる結果になった。
近藤と妙によれば、何故か新八は真撰組で働いていることになっていたので、あり得ない現実逃避がてらに職場へ向かうと、沖田総悟は真撰組の帝王になっていた。バカイザー呼ばわりされていた。
山崎退は金髪になり土方十四郎相手にブイブイ言わせていた。一方で土方は常時笑顔を振りまく好漢になっていた。
と思いきやそれは演技で、土方も新八と同じく周りの急激な変化に馴染めずにいたのだった。
ここで、ニュースにより寄生型エイリアン(イボ)が成長して願望を具現化しているだけと判明。
2年が経過している訳ではなかった。イボをハリセンでつぶせば元に戻るとわかり、二人はハリセンで皆を叩きまくる。
そこに銀時が現れる。残るは銀時ただ一人と思いきや、逆に新八と土方自身もイボだと指摘され、思い切り叩かれる。
結局、イボに寄生されていないのは向上心のない銀時だけだった。
周りに合わせるのは大変だったとカツラを取りながら述懐し、話は終わる。
めでたし、めでたし。
なお、アニメ版は銀魂'(第2期)第1話&第2話にて放送された。