『ドラゴンクエストⅥ』で初登場した特技。
以後の作品では毎回登場しており、おなじみの技となっている。
ナンバリングシリーズでは正確には「まじん斬り」とひらがな表記されており、
この部分が魔神なのか魔人なのかは装備の「まじんの〇〇」シリーズと同じく不明。
一部のスピンオフ作品などでは「魔神斬り」表記の時もあるが、
「まじん斬り」と「魔神斬り」が別の技扱いの『ドラゴンクエストⅩ』のようなケースもある。
使用すると敵1体にまじんの如き猛烈な勢いで斬りかかり、当たれば会心の一撃級のダメージを与えるが、
その反面ミスする事が非常に多いという博打技。
DQ8では若干弱体化され、50%ミス、25%通常攻撃、25%会心の一撃となったが、
これは上位技が存在する都合で「大まじん斬り」になると50%ミス、50%会心の一撃とむしろ強くなる。
以後の作品では命中率は50%前後である事が多い。
元々は戦士で習得する特技であり、他の〇〇斬り系の技と同じくMPを消費せず、
更に覚えてさえいれば装備している武器には関係なく繰り出す事ができたが、
DQ8では斧技=ヤンガスの専用技になった(主人公は槍技の「(雷光)一閃突き」が同じ効果)。
また、特技偏重のゲームバランスになってしまう事を避けるためか
少ないとは言えMP消費が設けられており、MPが伸びない事が多い斧持ちのキャラにとってはなかなか痛い。
このような変更が入ったのは元々公式イラスト等でも戦士=斧装備で描かれる事が多かったり、
モンスターのアックスドラゴンの使用技であった事などからであると思われ、
以後の作品でもまじん斬り=斧技扱いとなっている。
しかしながら、ギュメイ将軍などは剣を持っているのにこの技を繰り出してきたりもする。
普通に使うとただ博打要素の強いだけの技だが、メタル系モンスター狩りに重宝する技。
「メタル系も真っ青!?」という売り文句で登場したメタル斬りではメタル相手に1~2程度の
ダメージしか与えられず、メタルキングを倒すのは非現実的なのに対し
こちらは当たりさえすれば会心の一撃級のダメージを叩き込み一撃で倒せる。
特にDQ7に登場するプラチナキングは守備力こそメタル系より少し低いとは言え、
HPが200もありまじん斬りに頼らず倒すのは非常に難しい。