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ときめきメモリアル2の編集履歴

2020-02-03 04:36:54 バージョン

ときめきメモリアル2

ときめきめもりあるつー

「ときめきメモリアル2」は、コナミの恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」シリーズの第二作。

あなたに伝説の鐘の音は、届いていますか・・・。


概要

1999年11月25日にコナミより発売されたプレイステーション向けゲームソフト。

ときめきメモリアル」の続編にあたるシリーズ第二作で、攻略対象となる女の子はシリーズ最多の13人。

キャラクターデザインはアニメーター出身の大塚あきら氏が担当。前作に比べアニメ色の強いビジュアルとなった。

2009年よりゲームアーカイブスで配信が開始した。専用のEVSアペンドディスクも同時に配信開始。(EVSについては後述)


プレイヤーはひびきの高校に入学した主人公となって、卒業までの高校生活を送る。

勉学・部活に励むことで魅力的な男性を目指しながら、女の子との仲を深め、卒業式の日に意中の女の子に告白されることがゲームの最終目的である。


登場人物

メインキャラクター


(以下は隠しキャラ)


サブキャラクター

純&匠

※左が穂刈純一郎で右が坂城匠


舞台

ひびきの市

主人公が通うひびきの高校がある街。主人公は小さい頃この街から引っ越し、高校入学を機に戻ってきた。

前作の舞台であったきらめき市の隣街である。そのため、今作には一部きらめき高校の学生も登場する。


伝説の鐘

ひびきの高校の中庭にある時計塔の頂上にある鐘。

卒業式の日に告白してできたカップルが鐘の祝福を受けると、永遠に幸せになれる」という伝説が伝わっている。

主人公たちが幼い頃に壊れてしまい、今は鳴らないということだが……?


新要素

  • EVS(Emotional Voice System)

女の子がプレイヤーの名前を呼びかけてくれるというシステム。

当時としては画期的なシステムで、後のシリーズ作品にも引き継がれている。

ただし、名前を呼んでくれる女の子は一度に一人までしか設定できず、専用のデータはメモリーカード容量を大幅に使用する。

また、デフォルトで用意されているのは陽ノ下光と麻生華澄の二人のみである(他のキャラクターはアペンドディスクでの拡張が必要)。

ちなみにこのEVS、内部にNGワードが設定されており卑猥・下品・差別的な単語等の入力時点で絶対に受け付けない様になっている。ただし、抜け穴的なものが一部あったらしい。ただし、入力で弾かれるだけでありチートツールを使ってNG判定を無効にするとその該当ワードでのEVSデータ作成はできてしまう。

  • 幼年期編

ゲーム本編を開始する前に、プロローグとして幼年期(小学2年生時代)を遊ぶことができる。

一部のキャラクターとのエピソードが用意されており、本編と結びついているほか、幼年期での選択肢が入学直後の初期パラメータにも影響する。

  • キャラクター思考ロジック

前作ではコマンドを行うのはプレイヤーのみだったのに対し、今作では他のキャラクターもコマンドを実行する。

これにより、遊ぶたびにキャラクターのパラメータが変わり、成績が変動したり、進路が変わったりする。

プレイヤー以外のキャラクターの進路は、卒業時点でのそのキャラクターのパラメータによって決定される。

キャラクターごとに実行するコマンドに偏りがある(赤井ほむらは休息コマンドが多いなど)。

  • ライバルキャラの登場

クラスメイトである坂城匠と穂刈純一郎は、攻略対象の女の子のうち誰かを狙ってくる。

好きな女の子がプレイヤーと同じになった場合、女の子を巡って戦うイベントが発生する。


ボリューム

前作「ときめきメモリアル」がCD1枚だったのに対し、今作はCD-ROM5枚組で発売され、PS史上最大のディスク使用数となった。(ただし、アペンドディスクを含めると10枚以上になる)

これにより、ディスクの入れ替え回数が多くなる他、ランダムイベントの発生時期が偏ってしまうため、プレイ毎に違った道を歩めると言う前作の利点が薄くなってしまっている。

また、EVSデータを作成するとメモリーカードの容量を大幅に占有してしまう(15ブロックのうち11ブロック)。

ゲームアーカイブスでダウンロードして遊ぶ場合、メモリーカードの問題は解決されているが、容量が2GBを超えているのでメモリースティックの容量には注意。


不満点

本作の不満点を挙げれば、

CD-ROM5枚組+アペンドディスク4枚の合計9枚必要

攻略対象が同級生中心に偏重

で、前者は素の状態では陽ノ下光麻生華澄の二人分しかEVSデータが作れず、他キャラのデータは限定発売のアペンドディスクが必要だった(コナミの商売上手とえげつなさを実感)。だからメモラーはPS2移植版PS2完全版に望みを託したのだが…。しかし、ノベルやアドベンチャーは主人公を固定して解決した為、半ば空振りとなった。

後者は開発期間がかなりあったのだからもっと抜本的な改善が出来た筈で、既に後発作品が下級生や上級生の恋愛対象を広げていたのだから、後発作品から逆輸入し、下級生・同級生・上級生・教師等均等に振り分けるべきだった。

スタッフはシチュエーションの多様化よりプログラムの簡略化の同級生偏重を選択し、それがこのシリーズの未来を決めてしまったと言える。(後年の衰退は恋愛対象が同級生中心偏重だった事とも無関係ではないであろう。)


余りに早過ぎたシリーズ展開

本作は97年春に発表されるも、組織再編や担当プロダクション・バーチャルキッスの解散等、コナミの当時の事情で開発は難航、結局発売は2年半後の99年晩秋となった。

そして00年夏から外伝・Substory1が発売されたが、余りにボリューム不足でメモラーから失笑を買い、01年春のSubstory2と2ぱずるだまの同月発売で性急なシリーズ展開に不安を抱いたまま、同年夏のSubstory3で終止符を打った。

…かに見えたが、その後02年にPS2でミュージッククリップとゲームを合わせた「サーカスで会いましょう」を出した為、PS2移植版、またはPS2完全版の発売に望みを託したメモラーもいたが、肝心のメーカーはグッズばかり発売した為、メモラーの不満と不信感は募り、PS2移植版PS2完全版も遂に叶う事は無く、結局前述したゲームアーカイブス配信のみに留まった。

ときメモ2が性急なシリーズ展開で早死にした理由は、00年末に後のときメモ3GS1の製作発表があったからで、前作程では無いにせよもっとゆっくりシリーズを展開するか、或いは適切な時期にPS2移植版またはPS2完全版を発売していれば、結局ときメモシリーズは衰退したとしても、3以後の悲惨な展開は無かったかも知れないと思うと悔やまれてならない。


関連イラスト

ときめきメモリアル2的な世界ときめきメモリアル。

ときめきアニマルメモリアル2!【ときメモ2】幼年期→中学生


関連タグ

ときめきメモリアル2 アペンドディスク ぱずるだま

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