概要
CV・第1作:千葉繁 / 第2作:置鮎龍太郎 / 劇場版:田中和実
『Dr.スランプ』に登場するキャラクター。摘一家の長男。
発明家の父親・鶴天が開発した宇宙船「烈津號」で家族全員月まで旅行する予定だったのだが、ペンギン村の上空を通過した際にアラレちゃんの「んちゃ砲」で撃墜されてしまい、不時着したペンギン村に居着くことになった。
摘一家はスケベな発明家である父・摘鶴天をはじめ、カンフーの達人で度々スケベな夫をぶちのめす母、超能力者の姉摘鶴燐といった非常識な連中ばかりであり、唯一まとも(と自分で思ってるだけ)な人間である突詰は頭を痛めている。
温厚で真面目な若者であり、基本的に常識人なのだが、女性に触られると虎に変身してしまう特異体質。(アニメによると、無類のスケベである父以外は、女性に触られると何かに変身してしまう血が流れているらしい)。虎の姿になると身体能力が高まる、というような事もなく、むしろ本人が虎の姿になると「走りにくい」と言っているほどである。
性格は一番まともなのに、体質は一家の中で一番変わっているというアンビバレンツを抱えた悲しい末っ子である。
カンフーの達人であり、樹木を一撃でへし折ったり、宇宙船を鉄拳で撃墜するなど優れた身体能力の持ち主。拳法の修練、トレーニングも欠かさない。
とはいえ、さすがに普段はロボットであるアラレのパワーにはかなわないのだが、作中で一度だけ、本気で激怒した際には、理性を失い暴走状態になったうえ、アラレやガッちゃん達をもはるかに凌駕するパワーを発揮したことがある。拳法を使うキャラな上に、「怒り」を原動力として大幅なパワーアップをするあたり、同じ作者がその後に描いた漫画のルーツな的キャラといえる。
木緑あかねと恋人関係となり、10年後の未来では彼女と結婚しており、小学園(小学校)の教師をしながら、休日にはカンフー教室の先生、という生活をおくっている。
則巻一家とはお隣さんということもあって家族ぐるみの付き合いがあり、無茶苦茶ながらも来るもの拒まずのペンギン村を心から愛している。
上記のように、(一時的にとはいえ)Dr.スランプの中で最強の戦闘力を発揮したキャラなのだが、その外見はドラゴンボールのキャラクターに例えると、どことなくヤムチャに似ている。
原作およびアニメ第1作での容姿は初期~中期のヤムチャ、アニメ第2作での容姿は後期のヤムチャに近いため、摘一家の中では唯一、原作およびアニメ第1作での容姿と、アニメ第2作での容姿の印象が大きく異なっている。