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ブルーマーメイドの編集履歴

2020-02-22 12:55:21 バージョン

ブルーマーメイド

あおきにんぎょたち

ブルーマーメイドとは、アニメ「ハイスクール・フリート」に登場する組織である。

歴史

前身

ハイスクール・フリート世界では、大政奉還成立の1ヶ月後に起きた近江屋事件で、史実とは異なり、暗殺を事前に察知した西郷隆盛の助言と宗谷雪という女性の助けで坂本龍馬が危機を脱した。

龍馬は国内では暗殺の危険があるとして、海援隊の隊士とその妻女と共に日本を離れ、貿易事業を推進・世界の見聞を広める目的で横笛丸で旅に出た。

この時、龍馬の姉、坂本乙女と婚約者で千葉道場の娘、千葉さな子らが中心となり、船に乗り込んでいた宗谷雪や海援隊士の妻女らに船の警護を目的とした訓練を始めた。

これが大元の始まりとされる。


女子海援隊

海援隊は後に、中岡慎太郎の陸援隊と統合され、翔天隊へと改組。

さらに日本海軍に吸収されて、陸戦隊の基礎となった。

この際、軍への士官を拒む者のために海援隊航海学校が設立される。

横笛丸で訓練を受けた女性たちも海援隊航海学校へと合流していくが、当時は男女差が激しい時代であり、女性解放運動が盛んではあるとはいえ、「男女七歳にして席を同じにせず」という時代であったことから、男女区別なく同じ学び舎で受けることへの抵抗が激しかった。

このため、海援隊女子伝習所が新たに設けられ、女性たちはそこに移り、これが女子海洋学校の元となり、女子海援隊の創設へと繋がった。

女子校が整備され、カリキュラムも女子向けになるとともに、力仕事に不向きな女子のために各種自動化技術への研究が推進されるようになった。

当時のボイラーは石炭焚きであり、砲弾の装填と合わせ、戦闘艦艇の運用に多くの力仕事が求められていた。

このため、坂本商会は帝国大学の支援の元、各種自動化の開発を進めていくこととなる。


ブルーマーメイドへ

女子海援隊が脚光を浴びたのは、現実世界では第一次世界大戦と称されるものに相当する欧州動乱が発生したときである。

無制限潜水艦作戦を実施したドイツ海軍により、公海上で連合軍の船舶が軍民問わず攻撃され、輸送船団の護衛が必要となった。

無論、各国も護衛戦力を出していたが、坂本商会はいち早く、独自にハワイ海軍に間借りしていた女子海援隊を用いて自社商船の護衛を行っており、比較的安全に航海を行っていた。

各国の海運事業がこれを知ったことで、女子海援隊への護衛依頼が殺到。

この当時、機雷による通商破壊戦も行われていたため、早くから掃海戦にも取り組んでいた女子海援隊は海上護衛と機雷掃海戦に特化した支援部隊として発展していった。

一方で、島国である日本にとって、シーレーンの防衛は死活問題であり、ハワイ海軍所属となっていた女子海援隊を海上支援補助部隊として認め、日本船籍で活動することを許可するに至る。

かくて、日本海軍内でブルーマーメイドが萌芽するのである。


日露戦争後に満州経営に深入りしすぎたアメリカが参戦できず、ロシア革命ロマノフ王朝がアメリカへ脱出に成功、共産主義革命拡大という非常事態などで、なし崩し的に休戦に至った欧州では、ドイツを懲罰したいフランスと共産主義防波堤を期待するイギリス・アメリカにより、講和会議はまとまらず、欧州協調は遠のいていき、欧州大陸国家各国の国際社会における発言力は低下していった。

それに対し、海洋国家たる日英米の三ヵ国は協調体制を敷き、海洋交通の安全を図る中立的な国際海洋機関として、女子海援隊を基にブルーマーメイドを結成。

建艦競争こそ起きたものの、良好な関係を維持して、TV版の時代へと至っている。


組織

本部はハワイ王国ニイハウ島にあり、中央管制機構を東京湾上のブルーマーメイド統合管制艦に置いている。

指揮系統は各国で独立し、それぞれの国のブルーマーメイドによって自国の領海の航路管理・維持、海難救護、掃海、海賊の取り締まりを行っている。

また、領海外であっても各国の隊が協力してこれらの活動に当たっている。


日本ブルーマーメイド

大枠


海上安全整備局

海上安全管理部

安全監督監

安全監督部長

安全監督監代行

監督課員

保安監督隊(本拠地:呉)---保安監督隊長官--------保安監督隊参謀長

             |            ┗任務部門

           保安監督隊諮問委員    ┗救難支援部門

                       ┗機材管理部

                        ┗情報部

                        ┗危機管理対策本部

                       ┗地方支支部

                       ┗安全整備学校


部門別所属科

各部門隷下で判明しているもののみ記載する。


任務部門

 船舶安全課

 航路管理課

 掃海課

 救難課

 特殊潜入課

 強制執行課---保安即応艦隊

       ┗戦術執行部隊

救難支援部門

 救難研究課

 設備研究課

 隊員養成学校

 予備隊員課

 隊員募集課

機材管理部

 管理統括課

 造船課

 補修課

 各種工廠

地方支部局

 第一管区(北海道)

 第二管区(東北)

 第三管区(関東)

 第四管区(東海)

 第五管区(関西)

 第六管区(四国南部)

 第七管区(瀬戸内海)

 第八管区(九州北部、山口県)

 第九管区(福井から島根までの日本海側)

 第十管区(北陸)

 第十一管区(九州南部)

 第十二管区(島嶼部)

安全整備学校

 呉本校

 横須賀校

 佐世保校

 舞鶴校

 安全整備補助学校

 予備養成学校


登場人物

現職

TV版

名前CV.役職階級
宗谷真霜CV:中原麻衣安全監督室情報調査室一等保安監察官
宗谷真冬CV:優希知冴強制執行課保安即応艦隊「べんてん」艦長二等保安監督官
平賀倫子CV:野村真悠華安全監督室情報調査隊所属、部長二等保安監察官
福内典子CV:櫻庭有紗安全監督室情報調査隊所属「みくら」艦長-
寒川高乃CV:大津愛理保安監督隊所属二等保安監督正
志度琴海CV:相川奈都姫保安監督隊所属二等保安監督正
岸間菫CV:桑原由気保安即応艦隊所属一等保安監督正

コミカライズ版

名前役職
マリア・クロイツェル-
リンゴル地中海所属

横須賀女子海洋学校

名前CV.役職階級
宗谷真雪CV:甲斐田裕子横須賀女子海洋学校校長-
古庄薫CV:豊口めぐみ指導教官二等保安監督官
老松亮CV:若松佑校長秘書兼参謀-
教頭CV:鶴岡聡教頭-

海外校

名前役職
ケルシュティン・ロッテンベルクヴィルヘルムスハーフェン校学長
サシャ・エバンスダートマス校教頭

艦艇

改インディペンデンス級沿海域戦闘艦

実在するアメリカ海軍のインディペンデンス級沿海域戦闘艦の架空の派生型。

インディペンデンス級の汎用性の高さと飛行船を運用できる広い甲板、多数のスキッパーを運用できる舟艇揚収能力が評価され、ブルーマーメイドで運用するために、凌波性、耐航性、航続距離を向上させ、VLSの搭載といった改良がなされている。

新生代のブルーマーメイド艦艇として大量生産され、各国のブルーマーメイドでの配備が進められ、コミカライズでは地中海でも運用されていた。


TV版

教官艦「猿島(さるしま)」

指導教官である古庄薫が乗艦する改インディペンデンス級沿海域戦闘艦。

謎の鼠・RATtによって、古庄ら乗員が感染し暴走。晴風に実弾射撃を行うが、最終的に晴風から演習用無弾頭魚雷による雷撃を受け浸水、適切なダメージコントロールがなされなかったこともあって沈没する。

カラーラインは横須賀所属を表す赤が塗られている。

艦番号は「Y083」。


教官艦「天神(てんじん)」

最終回で復帰した古庄教官らにより運用され、晴風の救援に登場する。

カラーラインは横須賀所属を表す赤が塗られている。

艦番号は「Y089」。


「弁天」

宗谷真冬が艦長を務めるブルーマーメイド所属の軍艦。「猿島」と同様の改インディペンデンス級沿岸域戦闘艦と同型だが、船体色は黒色。これは真冬の趣味。艦番号は「BPF10」。

第10話で「鳥海」「摩耶」「五十鈴」を救助した。


「みくら」

平賀が艦長を務めるブルーマーメイド所属艦。「猿島」と同様の改インディペンデンス級沿岸域戦闘艦。同型艦「みやけ」「こうづ」「はちじょう」と共に「パーシアス作戦」の別動隊として九州に配置されていたが、予想に反して武蔵が日本近海に現れたために九州から急行、武蔵と交戦する。

4隻とも、カラーラインは横須賀所属を表す赤が塗られている。

艦番号はみくらが「BPF14」、みやけが「BPF15」、こうづが「BPF16」、はちじょうが「BPF17」。


コミカライズ版

「スキアーヴィ」「トーナ」

リンゴルが指揮をするブルーマーメイド艦隊の改インディペンデンス級沿岸域戦闘艦2隻。

地中海の海賊の取り締まりに従事しており、作中ではシュペーとリンチェの護衛を行った。


飛行船

ハイブリッド飛行船

通常の飛行船より扁平な形状をしており、空気抵抗を減らしつつ揚力の恩恵を受けることで、速度、航続距離、搭載量などで通常飛行船を上回る。哨戒機や通信プラットフォームとして活用されている。完全な架空ではなく、現実でも試作段階で開発が進んでいる。

作中では無人機として運用され、主に偵察に使用されている。


関連タグ

ハイスクール・フリート はいふり

蒼海の世紀:坂本龍馬生存の経緯と作中に登場する女子海援隊の経緯が酷似しており、原案鈴木貴昭氏により、世界観は繋がっているとの名言を受けている。

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