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Boichiの編集履歴2020/02/29 04:36:16 版
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概要

本名は「朴武直(パク・ムジク)」박무직。

1973年1月29日生まれ、大韓民国ソウル特別市出身。

1993年韓国で「少女漫画」でデビュー。漫画に活かすため大学では物理学を専攻※、演出技術を学ぶため映画専攻の大学院へ進学。その後2004年に日本の漫画界でデビューした。既婚者。妻はマネージャーも担当している。

2006年にサンケンロックの連載がヤングキングにて開始され10年ほど連載されて話題を集めた。

2016年から週刊ヤングマガジンにてORIGINを連載開始。

2017年から稲垣理一郎とコンタクトをとって週刊少年ジャンプにてDr.STONEを連載開始。またその繋がりで2019年に短期集中連載で彼の単独解釈(ただし監修は原作とは異なる人物がついている)でDr.STONEスピンオフ『Dr.STONE reboot:百夜』を執筆する。

2020年にライブショー「Ninja Illusion LIVE」にキャラクターデザイン兼メインビジュアル作画として参加。7月2日から9月26日まで東京・浅草九劇にて上演される予定でキャラデザを元にメインキャストの衣装がデザインされる予定である。

2019年に『Dr.STONE』で第64回小学館漫画賞少年向け部門を、『ORIGIN』で第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。

※この一見「才能の無駄遣い」に見える経歴は、高校生の頃海賊版で買った士郎正宗作品(アップルシード攻殻機動隊)に触発され、高度なSF作品を描くのに必要な知識を身につけるためだったと、本人が「攻殻機動隊」のトリビュートコミックに書いている。

経歴・作風

SF、アクションのイメージが強いがコメディー、ぶっ飛んだギャグ、ラブロマンス、社会問題など幅広いジャンルを描き、作品によっては展開を丸投げすることもしばしば。シリアス作品でもコメディー描写を挟んでいる作品が大半である。

日本に移住してから10年以上経過しているが彼は日本語は得意ではなく、トークショーなどの出演の際には韓国語で話し通訳してもらう。これには彼の持論が関係しており『日本で漫画の仕事をするには日本語を勉強するよりも技術を身につけた方がいい。そして優秀な通訳のスタッフを雇うといい』としている。しかしながら現在の彼の事務所には日本人アシスタントもおり、全く解らないという訳ではない。

あと絶対出てくる訳では無いがう●この作品への取り入れ方にも一念のこだわりを見せ、単行本のおまけ漫画にも登場する。

概要欄にも物理専攻に触れているが基本的に描きたいものは自分で体験してみたいという欲求を持ち合わせており、実体験が形を変えて作品に活かされるという事もよくある。

萩原一至池上遼一桂正和士郎正宗猿渡哲也を彷彿とさせる作風である。

韓国の徴兵制に伴い、兵役に服した事があり実際に銃を持ち射撃もしたことがあるそうだが、その頃の事はほぼ覚えておらずガンアクションが登場する作品には活かされていない。

対人の構図を実際の身近な人物にモデルをやって貰い、写真を撮ってトレース模写に用いる事がある。

また現実に起こらない現象を描写することについては実際にアイディア工作をして写真撮影をして合成して作り出してもいる。

自身はキリスト教信者と断言した訳では無いがカトリック系の学校に通学していたこともあり、その縁もあって矢島正雄が原作担当のキリスト教を題材にしたSF「ラキア」を執筆する。「ラキア」はカトリックと少数派グノーシスの闘いを主人公を通して描いている。

「H・E The HUNT for ENERGY」では日本に移住してから起こった東日本大震災をきっかけにエネルギー問題を考えている。

「Wallman-ウォールマン」はワイヤーアクションと殺し屋を題材にした作品で実際にワイヤー体験をしてから執筆している。その時に「俳優として声がかかったらどうしよう」と考えたそうだが、声がかかるどころか才能があるわけでも無かった。

また自身のオリジナル作品は掲載誌が違えど世界観を繋げて描いており、「サンケンロック」、「H・E The HUNT for ENERGY」、「Wallman-ウォールマン」、「ORIGIN」は時系列が繋がっている。

自身の初となる少年漫画連載のDr.STONEは他作品と異なりキャラ頭身を低めに描いており(しかも段々と縮んでいってる)、ギャグの顔芸ONEPIECEコロコロ絶体絶命でんぢゃらすじーさんを彷彿させると言われている。この作品ではコハクを描くのが大好きある。

しかし大袈裟なギャグを取り入れた作品は「Dr.STONE」が初ではなく、この作品をはるかに超えたぶっ飛んだギャグ作品も存在する。

Dr.STONEがアニメ化されたとき、演出等に感銘を受けている。

そして個人解釈で挑んだ「Dr.STONE_reboot:百夜」においては色んな意味で賛否両論を巻き起こしている。

事件

過去にアシスタントの間でトラブルを起こしている疑惑がある。(2015年にニュースサイトで報じられる)

【引用】パク・ムジク氏(日本のペンネームはBoichi)と、アシスタントたちの間で起きたトラブル。

パク氏のアシスタントたちは、パク氏が約束していた条件や扱いを一方的に撤回し、安い賃金と怒号のなかで仕事していたとネット上で告発した。パク氏は「アシスタントの技能が足りなかった」と反論を試みたものの、最終的には謝罪。韓国を代表する漫画家のスキャンダルだけに、世間を大きく落胆させた。

この時期、既にマネージャーである妻と結婚して数年経っているのでアシスタントへの不当な扱いも夫婦で黙認していた事になる。

引用元サイト

作品リスト

  • 少女漫画(デビュー作、韓国国内でのみ発表)
  • TOON(韓国国内のみで発表)
  • Lovers in Winters(R-18。2004年頃 COMIC阿呍に掲載された短編集)
  • サンケンロック(ヤングキング 2006年第10号 - 2016年第6号)
    • サンケンロック外伝(ヤングキング)
    • ユミンにご飯を食べさせたい(月刊ヤングキング)
  • 究極宇宙味帝シーザー(改題:スペースシェフシーザーコミックガム
  • Boichi作品集Hotel(2008年頃。主にモーニングに掲載された作品の短編集 絶版
  • ラキア(原作:矢島正雄 モーニング 2008年49号 - 2010年47号 絶版
  • H・E The HUNT for ENERGY(ジャンプ改
  • Wallman-ウォールマン-(グランドジャンプ 2013年14号 - 2015年4号)
  • テラフォーマーズ外伝 アシモフ(原作:貴家悠橘賢一 グランドジャンプ 2015年23号 - 2016年14号)
  • カッコイイ男キャラクター漫画教室!(『月刊ヤングキングアワーズGH』2016年6月号 - 2019年8月号、全21話)
  • ORIGIN週刊ヤングマガジン 2016年40号 - 2019年11号)
    • ORIGIN外伝 空に立つ者、地に立つ者(週刊ヤングマガジン 2019年27号 単行本未収録
  • Dr.STONE (原作:稲垣理一郎 週刊少年ジャンプ 2017年14号 - )
    • Dr.STONE 星の夢、地の歌(著:森本市夫・原作:稲垣理一郎 2019年2月 表紙・挿絵)
    • Dr.STONEの最強自由研究(原作:稲垣理一郎&Boichi 2019年8月 表紙のみ)
    • Dr.STONE_reboot:百夜(原作:稲垣理一郎 週刊少年ジャンプ 2019年48号 - 2020年4・5合併号)

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