概要
Boichiによる日本の漫画で『ヤングキング』(少年画報社)の2006年第10号から2016年第6号まで連載。単行本は全25巻。スピンオフとしてユミンが活躍する『サンケンロック外伝』と主人公視点でユミンと食事デートするという設定のグルメ漫画『ユミンにご飯を食べさせたい』がある。
『Dr.STONE』とともに作者の代表作のひとつとして挙げられる作品。
あらすじ
主人公の北野堅(きたの けん)は幼い頃に家族を失い、16歳の頃には喧嘩に明け暮れ、荒みに荒んでいた。そんな彼が同級生の吉沢祐美(よしざわ ゆみ、韓国名:ユミン)に恋をし、告白するが、「実は私は韓国人で韓国で警官になる」と明かされ、振られてしまう。
その後も荒んだ日々を送るケンは、1年後、喧嘩相手から奪った携帯電話のテレビから実際に韓国で警官になったユミンを見て「自分も韓国で警官になろう」と決意。高校を退学して韓国に渡るが、高校中退で日本人の彼を警察はもちろんどこの企業も雇ってはくれなかった。
考試院暮らしで途方に暮れているケンにやさしくしてくれた屋台のおじいさんが地元のゴンダル(いわゆるチンピラ)の嫌がらせに遭い、暴力から守った彼は、別のゴンダルからスカウトを受ける。
警官になるため韓国に来たケンは当然断るが、ユミンに「韓国のゲーム会社にスカウトされた」と見栄を張っていたため、職欲しさに年俸2000万ウォン(連載当時で約200万円)でそのゴンダルのボスになることを承諾。こうしてケンのギャングとしての日々が始まり、韓国全土を巻き込む抗争に発展し、やがては日本のヤクザ組織と刃を交える事になっていく。