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マッハバロンの編集履歴

2020-03-01 18:01:35 バージョン

マッハバロン

まっはばろん

『スーパーロボットマッハバロン』に登場する巨大ロボット。

データ

身長50.0m
体重300.0t
飛行速度マッハ15
出力200万馬力

概要

ララーシュタイン率いるロボット帝国と戦うスーパーロボット

嵐田陽一郎博士が遺した設計図を基に、祖父の嵐田竜之介が村野博士に依頼して制作したもので、1号機と違い超合金バロニウムが使われている。なお、1号機は陽一郎がララーシュタインの元で共同開発した物で、陽一郎の手で爆破・破壊されている。

パイロットは嵐田陽で、陽以外は操縦する事は出来ないが、操縦者の変更は簡単に出来るという(反抗的な陽を諌める為に村野博士が脅しで口にした嘘の可能性もある)

動力源は小型中性子原子炉「パイルX」で、これはマッハバロンの動力源にしてKSSの自家発電装置の中枢も兼ねている(正確に言うと、KSS海底基地の26基の「パイル(小型原子炉)」は、それぞれは仮に破壊されても他に被害が及ばない様になっているが、「パイルX」の破壊、即ちマッハバロンの破壊に際しては、それに連動して連鎖爆発を起こす様に村野博士により仕組まれている)。その為、マッハバロンが倒される事はKSSの壊滅を意味する。※不退転の決意の表明とは言え、やり過ぎである。


陽が操縦する自動車マッハトリガーが左脚部に格納された後、座席がマッハバロンの額にあるコックピットへと移動する(空中では背中のハッチからマッハトリガーが胴体内の格納庫に入る)。

操縦席に移動後、マスタースイッチをオンにした後、更に10近くある各種スイッチをオンにする事で起動する。

レッドバロンと同様に起動する際、「ファイトレバー・オン!」と掛け声を上げるシーンもある。※第24話の描写から右足首には10数人乗りのエレベーターが有る事が判明している(胴体内の整備用らしい)。


発進基地は海底下にあり、発進するには専用の注水チェンバーに入り、注水されて水没した状態でチューブ内から発進する。発進する際の掛け声は「マッハ・サリー・ゴー!」。


また、マッハバロンの首には武装の切り替え装置があり、武装を切り替えるには首が高速回転する。

これに対して陽には高速回転に耐える為の訓練が施されている。

(高速回転させずに武装の切り替えを可能にしようとは、発想しないらしい)


マッハトリガー


マッハバロンに乗り込む為に用いられる特殊車両。主題歌の2番では「マッハトリガー 決まったぞ」と歌われているが、断じて必殺技の名前では無い。ベースとなった車種は初期型の日産フェアレディZ。2連装の機関砲を装備している他、飛行機能があり、キャビンの屋根部分から翼を広げて飛行可能。


必殺技

  • マッハコレダー

マッハバロンの必殺武器。1億ボルトの超高圧電流と中性子線をミックスして目標物に照射、敵を内部から爆砕する光線兵器。因みに照射範囲をかなりピンポイントに調節できるらしく、第12話のあるシーンは「そうでないとレギュラー陣全滅!」な描写となっている。また、超合金バロニウムはマッハコレダーのエネルギーを特殊なパルスに変換するらしく、これが(仮死状態でロボット帝国から脱出した)村野博士の復活の鍵となった。


余談だが「バスターコレダー」「キャプテンコレダー」「紅丸コレダー」「アビゲイルコレダー」の元ネタとされる(英語発音なら「コライダー」になるため、紅丸コレダーは後に「紅丸コライダー」に改名)。


  • フライングナックル

 

両拳を手首部から切り離し飛翔させる物理攻撃兵器。誘導機能があり、攻撃後は自動帰還する。


  • アトミックファイヤー

頭部の口の部分から出現する火炎放射装置


  • カノンショッター

頭部の口の部分から出現する3連ロケット弾。威力が低いが速射性がある為、主に牽制に使われる。


  • アイアンタイフーン

頭部の口の部分から出現する装備で、バロニウム合金の小型の針を9本同時発射する。

バロニウム合金の物理的な針なので爆発効果は無いはずだが、敵に刺さると爆発する描写がある。構造的には、むしろ「吹き矢」。


  • バロンスマッシュ

胸部に2門搭載された大型ミサイル。敵武装の破壊やダメージを与える為に使われる。


  • メリコンパンチ

両拳の甲の部分から出現するバロニウム合金製の特殊カッター。

「メリコンカッター」と呼称しているシーンも有る。

第1話や第18話の小杉愛救出シーンでは、このカッターを器用に用いているが、これは「設定上は手指が可動するものの撮影用造型物では可動できるモデルが作れなかった」為(ワイヤーと滑車の応用で役者の手指の動きと連動させたモデルを作る方法も有るのだが、技術的に難しかった様だ)。件の第1話で「パラシュートを引っ掻けた」件等は重力/慣性制御の適用が無いと逆に愛を殺しかねなかったのだが…。


  • ベルヘンロケッター

バックルを含むベルト部分の前半分が切り離され、飛翔する救助装置。敵にぶち当てて物理攻撃に用いる事もある。救助用としては第2話、攻撃用としては第24話で使用。


  • ドルフィンビーム

 

両拳の甲の部分に備わるビーム兵器。敵の武装をピンポイントで破壊する為に用いられる事が多い。甲の部分を残し、拳を(手首を支点に)下方に下げる事で2本の砲身が出現するが、画面上ではアングルの都合で確認できない(「テレビマガジン ヒーロー大全集」P.209に詳細が判る写真が有るが、その後の資料には残念ながら記載されていない)。なお、第19話では、このギミックを利用して消火剤を噴射している。


  • フライングキック

両脚底部のジェット噴射装置で飛翔し、宙返りしてドロップキックをかます。※レッドバロンの「ジェットファイヤー」に似た技を使ったエピソードもある。


  • ウォールビーム

胸部のやや下部から放たれる防御用バリヤー。第6話での使用時、本来入れるべき合成を入れ忘れ、ガラス板の黒枠が剥き出しになるミスが有る。


  • ピッカーワン

両脚底部に片足に2門、両足で計4門備えられた自立誘導式ミサイル

マッハバロンの武装の中では最も使用頻度が低い。

第21話では飛び上がったワルサーキルの足裏に吸着し、そのまま山の裏側にワルサーキルを運んで爆破した(故に、ワルサーキルとワルサーキルα号が同一の機体か、α号は予備部品から組み上げた機体を改造した物かは劇中からは判断しかねる)。


  • β光線カウンターアタック

ゲラー空軍参謀の最終作戦で登場したαレーザー光線(村野博士の恩師、南博士の開発したレーザー。単体でも超合金バロニウムに穴を開けるが、βレーザーと合わせる事で照射対象の分子結合を完全に破壊する。波長的にはβレーザーにαレーザーは衝突すると「飲み込まれてしまう」らしい)に対抗する為にβレーザー光線を対抗照射した物。ゲラーにとどめを刺した。


機体構造補足

首の左側に武器回路が有り、第6話ではレオパルドX1のノコギリにこれを切断され危機に陥った。

第21・22話でワルサーキル同α号が腰から放った「機械の機能を狂わせる泡」を両足に受けた事で飛行不能になっている。この為、造型上の表現はされていないが、脹ら脛の部分にジェットエンジンの吸入口が有るらしい。…さて、「足首にマッハトリガーや大型エレベーターの格納庫が有るのに、足裏のあの大型ノズルはホントに成立するのか?」と思った方も(ここまで来ると)多い筈である。結論から言えば、方法は有る

足裏の円形ノズルは下腿部のエンジンから複数の伝達配管を介してノズル外周から中心部に向ける形で多数の噴射ノズルが存在し、その噴射を中心部に集約する事で推力線を合成、劇中での推進方を実現している(成形炸薬の「モンロー効果」に近い方式)。とは言え、通常のジェットエンジンで出来る芸当ではない事はお気付きだろう。設定からも「熱核ジェットエンジン」では無い事は明白、電磁流体推進としても描写がおかしい…では?

結論を言えば、これも「重力/慣性制御」の応用である。この場合は推進媒体となる空気や水を取り込む過程で重力加速を行い、伝達経路自体でも重力制御を掛ける事で(機構への負担を抑えつつ)「ジェットエンジンとしての」推力発生を実現している。この方式は「機甲界ガリアン」の裏設定に有る「静粒子(スタティコン)を介した重力制御理論=静重力理論」のそれに近く、マッハバロンやララーシュタイン側のロボットが流体抵抗を無視した飛行/水中航行、更には地中移動を可能にしているのは、こうした「重力/慣性制御による周辺流体物質の流動制御とその反作用の応用」による物である。



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スーパーロボットマッハバロン

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