概要
「鬼滅の刃」に登場する、冨岡義勇と竈門炭治郎のBLカップリング。
義勇は21歳、炭治郎は15歳。
両名ともに鬼殺隊に所属しており、義勇は"柱"である。
また、二人とも鱗滝左近次を師とした水の呼吸の使い手で、同門の兄弟子と弟弟子にあたる。
二人の出会いは第一話で竈門一家が鬼に襲撃された際、討伐に駆けつけて来た鬼殺隊士が義勇であったことによる。柱は警備担当地区が広大で多忙であり、義勇は竈門一家の惨殺阻止には間に合わなかったが、鬼化したばかりの禰豆子に襲われていた炭治郎は義勇に助けられる。
その際土下座で鬼化した妹の命乞いをした炭治郎に、義勇が「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」等この世のことわり・怒り・覚悟の仕方を教え、竈門兄妹を信じ水の呼吸の師匠である鱗滝に紹介するなど、メンタル・フィジカルともに強く生きるきっかけを与えた最初の人物であり命の恩人。
義勇は那田蜘蛛山での十二鬼月累との戦いにおいても炭治郎の窮地を救い、その後の禰豆子を殺害するか否かの柱合裁判に至っても、炭治郎を締め上げる伊黒から守ったり、不死川を始めとした炭治郎と禰豆子の存在を拒絶する柱と対峙したり、鱗滝とともに自らの切腹をかけて二人を庇う手紙を当主の産屋敷に送っていたことが判明するなど、無口で不愛想なため分かりづらいが竈門兄妹のことをずっと守っていた。
アニメ一期最終話にあたる第26話(原作7巻収録・第53話)においては、
新たなる任務へと出発する為これまで世話になった蝶屋敷の人々を中心に別れを告げて明るく旅立っていく炭治郎の姿が描かれたが
そこにアニメオリジナルシーンとして見送りに顔を出す義勇のシーンが追加され義勇が炭治郎の修行の進捗状況を把握しておりおそらく激励に来たであろうこと、そして炭治郎が出会ってからここまで義勇が文字通り命がけで自分を信じてくれていたことについて感極まり瞳を潤ませるシーンが描かれ
炭治郎から義勇への信頼、義勇が炭治郎を気にかけているという描写(そして原作15巻に描かれる義勇の思惑に繋がる布石)が強くなっている。
蝶屋敷を出た後、柱である義勇と新人隊士である炭治郎は役職の違いから共通任務に赴く機会はなかったが、炭治郎は義勇に手紙を送り続けている様子である。なお義勇からの返事はない(単行本13巻参照)
15巻では柱稽古に参加しない義勇に炭治郎が四六時中つきまとい、真意を聞き出したことで距離が縮まったのか「炭治郎」「義勇さん」と名前で呼び合うようになっている。
二人が同じ心の傷を持っていることに炭治郎が気付き、義勇も心を開いたため、以降は顕著に二人の関係性は遠くから守る人、守られる人ではなく、まだまだ義勇が補う形ではあるが共に戦い、背中を預けられる関係に変化している。新たな呼吸を編み出したとはいえ水の呼吸を基礎として学んでいる炭治郎と水の柱である義勇は戦闘面での相性も良い。
初めて会った時からは想像もできないが、義勇は天然ボケな面があり、炭治郎もそれに便乗してボケるため、二人だけの場面では深刻なツッコミ不足となることがある。
なお、スピンオフ作品であるキメツ学園においては二人は先生と生徒という立場である。
義勇はスパルタ体育教師(兼教育指導員)になっており、意地でもピアスを外そうとしない炭治郎(他善逸、伊之助)を日々叱責しスパルタ指導しているのだが、実は竈門家が経営する竈門ベーカリーの常連客でもある。
炭治郎とは学園に入学する以前からの知り合いらしいが、どのような関わりがあったのかは不明。
それもあってか、周囲に音痴だと酷評される炭治郎の歌声に唯一感動し涙を流すなど、炭治郎に対しては指導者としての立場以外の思い入れがあるようだ。
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