『リーンの翼』とは、1983年から1986年に発表された富野由悠季の小説作品、及び2005年から2006年にインターネットテレビによって配信された全6話のアニメシリーズ。小説版はR-18及びR-18Gな描写が少なくないので苦手な人は注意。
『聖戦士ダンバイン』、小説『オーラバトラー戦記』等と世界設定を共有するが、これらとは全く別の世界であるパラレルワールド。と言うか原作小説版とさえパラレルワールドである。
何故なら、アニメ版は小説版の50年後の世界とされるが、敵役であるサコミズ王は小説版の主人公だっものの最終章にて「英雄とは言えまだ一兵士だった」頃に(自分が王に成りたい)相棒に暗殺された為(生きていればメインヒロインである現女王と結婚して王になっていたと考えられる。なおその相棒も暗殺現場を女王に目撃され口封じをしようとしものの、女王にリーンの翼が発現したことで返り討ちにあった。アニメ版におけるサコミズ王の前妻と言うのは彼女を意識しているのかも知れない)。
なお小説版にはオーラバトラーは一切存在せず、生身で剣を振り回すのが主流である(地上由来の備え付け機関砲は少数ながら存在する)。サコミズは剣道の修行をしていたことが幸いして戦い抜けた。
リーンの翼とは聖戦士に生えると言われている「光の翼」であり、当時としては唯一人の飛行可能な戦士である。特に形は決まっておらず、サコミズの場合は履いているサンダルに顕現した(故にサンダルの奪いあいも起きている。リュクスの話はこれを受けたもの)が、かつては背中に生えた聖戦士も居たとか。
登場人物