曖昧さ回避
概要(1の人物)
中川大輔は日本の将棋棋士。1968年7月13日生まれ。米長邦雄永世棋聖門下。棋士番号は184。宮城県出身。
棋歴(1の人物)
1982年、第7回中学生名人戦で優勝。
1983年、6級で奨励会に入会。1987年10月、四段昇段(プロ入り)。
1988年度、第11回若獅子戦で佐藤康光四段に勝ち、棋戦初優勝。
1995年度、第45回NHK杯戦では羽生善治七冠に決勝で敗れ、準優勝。後に、NHKテレビに出演した際には「羽生を相手にして力いっぱい指した。今年度一番の対局。」と感想を語った。
2003年、第60期B級2組順位戦において8勝2敗の成績で、B級1組への昇級を決める。
2009年、第57期王座戦においては谷川浩司九段、藤井猛九段らを破って挑戦者決定戦まで進むが、山崎隆之七段に敗れて初のタイトル挑戦を逃す。
2009年12月、勝数規定によって八段へ昇段。四段から八段まですべて勝数規定で昇段している。
2011年12月、通算600勝(将棋栄誉賞)を達成。
居飛車党であり、角換わりや右四間飛車を得意としている。個性的な力強い棋風で知られ、棋界の流行戦法に流されず独自の将棋を貫く傾向が強い。
余談
趣味は登山。野球やアニメに関しても興味を持っているほか、ファッションセンスに関しては若い頃から強いこだわりを持っている。また、 精神鍛錬のために極真空手を習っており現在は有段。
2004年度の第63期B級1組順位戦2回戦(対行方尚史七段)では、持将棋と千日手による2度の指し直しとなったために、午前10時対局開始から翌日の9時15分まで対局が行なわれた(持将棋1回、千日手1回、指し直しまでの休憩30分×2回含む)。
2007年度の57回NHK杯戦2回戦(対羽生王座・王将)では羽生相手に勝勢まで追いつめるが、1手の緩手を咎めた羽生による「羽生マジック」によって逆転されてしまった(解説の加藤一二三九段曰く「NHK杯戦史上に残る大逆転なんじゃないかな」)。