走れ夢列車とは魔法のプリンセスミンキーモモ(海モモ)の第53話で、あるアニメーターへの追悼を込めたある。
作品データ
第53話「走れ夢列車」
1992年10月21日放送(関東地方の放送日)
脚本・石田昌久・首藤剛志 絵コンテ・作画監督・演出わたなべひろし
あらすじ
海モモとお供達が歩いていた所、1人の青年が路上で倒れ、救急車で運ばれる。その青年はストーンと呼ばれ、意識が薄れる中「ルー」等をうわごとで呟く。
そんな中、海モモ達はアニメ製作会社の過酷な仕事や勤務体制の現実を知り、夢とは何かを考えさせられる。
そして、ストーンの意識の中では自身が作りたかったアニメ・「ミリオンをさがせ!」の物語が展開され、物語の完結と共にストーンは生涯を終える。
作品解説
本エピソードは、首藤剛志、わたなべひろし、石田昌久(当時・昌平)に過労死した石田昌久への追悼を込めたエピソードだった。
夢を売る仕事のアニメーション製作の現場の過酷な勤務体制や、様々な現実を視聴者に見せる事で考えさせられるエピソードと言え、ゲストのストーンは言うまでもなく石田昌久を模したキャラクターである。劇中劇として「ミリオンをさがせ!」が展開され、石田への追悼を込めた。
ゲストの登場人物
ストーン(CV/辻谷耕史)
走れ夢列車のゲストでアニメーター。自身が作りたかったアニメ「ミリオンをさがせ!」がお蔵入りし、失意のまま毎日を送り、遂には路上で倒れ、救急車で運ばれる。そして、過労が原因で落命してしまう。
なお、担当声優も残念ながら2018年に急逝してしまった。
ルー・ミリオン(CV林原めぐみ)
ストーンが作る筈だったアニメ「ミリオンをさがせ!」の主人公で、蒸気機関車を運転しながら宝探しの旅を続けている。
関連作品
美少女戦士セーラームーン:旧アニメ版でアニメーターがダークキングダムに狙われるエピソードがあり、此方はハッピーエンドに終わった。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(詳細情報求む):原作漫画でもアニメの製作現場を扱ったエピソードがあり、兄化されたかは不明。なお、作者は元タツノコプロに在籍していたアニメーターだった。
星のカービィ(アニメ):アニメ制作現場の現場を風刺するエピソードがある。