図鑑データ
「あ、あたし、あたしが八丈よ。そ、占守型。海防艦ね。
ハチ？ んー、まあ、いっか。そう呼ばせてあげる。
よろしくね。」
概要、よろしくね。
2019年5月20日～21日にかけて行われたアップデートにより、同日より開催の2019年春季イベント『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』の第二海域突破報酬として実装。尚、ビジュアル自体は同年2月27日に実装された家具「海防艦の雛飾り」にて占守・国後とともに三人官女に扮した格好で明らかにされていた（この時点では正体は明かされていなかったが、その並びから未実装占守型海防艦の誰かであるという推測はなされていた）。
作中での愛称は「ハチ」。実装前より姉妹艦の占守や国後からこの名で呼ばれていたが、更にそれ以前から全く同じ名前を持っている潜水艦が居るので混乱がなかったのか少し心配だが、向こうは『提督が言いやすいなら、もう、「はっちゃん」でもいいよ。』と言ったり一人称が『はっちゃん』で呂500や提督達もこれに習い『はっちゃん』と呼んでいるので案外混乱らしい混乱はないのかもしれない。
容姿、このハチが～特別だよ。
少しクセのある黄褐色のボブヘアーに、青い瞳が特徴的。
髪は側頭部で黒地に黄色いラインの入ったリボンでピッグテールに結わかれている。
服装は姉妹で共通。上は萌葱色の長袖セーラー服で、襟は松葉色、腹部辺りは白といった変則的な配色をしている。リボンは紅色。
また香色の袖（姉2人とは異なりファーにはなっていない）には2つのポンポンがついている。
スカートは襟と同じ松葉色のプリーツスカートで、その下に白地に黒と黄色のラインが入った靴下を着用。靴は黒のメリージェーンを履いている。
艤装は腰を挟むように艦尾を模したユニットが外側に伸びている。その固定ユニットは二段式になっており、下段には12cm単装砲が1門づつの計2門。上段には25mm連装機銃1基づつの計2基が設置されている。
更に固定ユニットに連結するように背後に艦尾を模した基部ユニットがあり、その上には煙突が一つ、煙突の後ろにマストが見える。このマストには、名前の由来となった八丈島の特産品である黄八丈のような、黄地に黒と鳶色の格子模様があしらわれたチーフが結ばれている。
また、その両足首には外側に向かって九四式爆雷投射機が付いている。
胸元には爆雷をしまっている黒いボストンバッグを抱えている。が、よく見ると爆雷に混じって板チョコやらロリポップやらを入れてあるのが見て取れる。更に口を見ると何やら細い棒をくわえており、どうやらボストンバッグからロリポップを出して舐めている模様。これまでにも期間限定グラでガムやらうどんやらイカ焼きやらを食べながら出撃する艦娘はいたが、何かを食べながら出撃する姿がデフォルトの艦娘は流石に彼女が初めてである。
性格、褒めてくれちゃっても、いいんじゃない？
長姉に似て陽気で明るく、そして人懐っこい性格の娘。
表情がコロコロ変わるような、感情表現豊かであり、熱血系な長女と比べてこちらはとても軽い。言葉遣いも鈴谷漣に似通った軽薄な口調。
海防艦仲間たちをそれぞれ愛称で呼んでおり、それぞれ「しむ姉」「クナ」「ガッキー」「エト」と呼んでいる。なぜか福江だけはそのまま。
梅雨ボイスでは占守、国後、石垣、択捉、福江のてるてる坊主を作っているが、
福江モデルのてるてる坊主は八丈本人も疑問系だったり、石垣が出来を見て絶句しているなど器用な方ではない模様。
また年末大掃除では掃除は苦手とし、石垣と共に逃げ出しているなど、自活能力は低い様子。
提督とは気安い友人のような関係で、たまに甘えるなど、人懐っこさが爆発している。
入渠（小破以下）時の「ふーお風呂お風呂。ねっ、先行ってるね！」に反応する提督多数。
ただ、あくまで友人関係であるようで、ケッコンカッコカリではまさかの展開に一瞬戸惑っている。
性能、大丈夫、任せといて。
回避は海防艦の中でもトップクラス。
また運のパラメーターも高い。
史実、痛った……もう！
おそらく“生存組”に含まれるため、『艦これ』では運のパラメーターが高いが、史実の八丈は、あまり“憑き”には恵まれていなかった。
開戦前から大戦序盤にかけては、北方海域で敵性船舶の拿捕や、当時中立だったソ連船の臨検など、地味な任務を務めた。
昭和17年（1942年）7月には、消息不明となった山風の捜索に当たっている。
八丈、というより、北方海域の転機となったのは昭和18年（1943年）2月。当時日本海軍は、孤立していたアッツ島を支援するため、輸送作戦を続けていた。八丈もアッツに突入する「あかがね丸」の護衛についたが、寄りにも寄って船団を分離して見送った直後に、あかがね丸は米水上艦部隊に捕捉・撃沈されてしまったのである。
この「あかがね丸事件」で日本海軍は慎重になり、より大がかりな護衛をつけるようになるが、アッツ島沖海戦の失態以降はそれさえも控えるようになり、輸送・補給は先細りに。そして、5月末、遂にアッツ島は玉砕に追い込まれる。
これは八丈というより、甘い見通しで裸同然の船団を危険な前線への輸送任務に就けた、日本海軍の責任なのだろうが……
その後の八丈は、昭和20年（1945年）4月、占守型の生き残りとともに大湊の第百四戦隊に加わり、船団護衛や対潜掃討の任に着く。一時は将旗を掲げるなど、最も充実した時期だったが、5月11日、幌筵海峡で至近弾を受けて中破。沈没こそ免れたものの、舞鶴で修理中に終戦。
キール（竜骨）が曲がるほどの重傷で、姉たちと異なり、特別輸送船（復員船）や賠償艦としての復帰も成らず、昭和22～23年にかけて同地で解体された。
せめて『艦これ』の八丈には、幸多からんことを……
関連イラスト、いいんじゃない？
関連タグ、それもあり、ねぇ？
占守(艦隊これくしょん) 国後(艦隊これくしょん) 石垣(艦隊これくしょん)
