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気仙沼線の編集履歴2020/05/07 23:11:45 版
編集者:清瀬桜李
編集内容:区間廃止を反映

国鉄JR東日本が運営する、前谷地駅(宮城県石巻市)〜柳津駅(宮城県登米市)間、17.5km(営業キロ)の鉄道路線。かつては線名の通り大船渡線気仙沼駅まで運行していたが、後述の通り、東日本大震災の影響もあり現在はBRT(バス高速輸送システム)によるバス路線に転換している。

三陸縦貫線の南端部を構成する。当初は前谷地~柳津間の柳津線と、気仙沼~本吉間の気仙沼線だったが、国鉄時代後期に鉄道建設公団によって本吉~柳津間が施工された。これ以降のローカル線は建設されることはなく、最後のローカル線であると言える。この区間は全体の中でも長く、比較的高規格であったため東日本大震災までは仙台駅〜気仙沼駅間の快速「南三陸」が当線経由で運行されていた。南三陸は東北本線内ノンストップの定期快速として運行され、一部便では指定席車も併結されていた。

東日本大震災後の状況

2011年3月11日の東日本大震災により主に津波により9駅全壊等の大きな被害が出た。同年4月29日には仙台平野内で比較的損傷のなかった前谷地〜柳津間で運転再開。残りの柳津〜気仙沼間はミヤコー路線バスへの振替を経て2012年8月20日より一部区間をバス専用道として復旧した上で代行バスを運行。同年12月22日からはバス専用道区間を伸ばし、BRTとしての運行を本格的に開始した。

BRT区間ではJR東日本が用意した車両(日野自動車ブルーリボンシティハイブリッド)を地元のバス会社ミヤコ―バス名鉄グループ)が運行している。専用ICカードOdecaが発行されているが、Suicaと相互利用できる鉄道系ICカードでも利用できる。また、いすゞ車を改造した充電式電気式バスや、BRT開業時に導入した中古車(元川崎市交通局)を観光用に改造した観光型BRTも運行している。

なお、JR東日本と沿線市町との間ではBRTはあくまで「仮復旧」であるとして合意がなされていたが、結局費用の問題から鉄道路線としての復旧を断念、2016年には沿線市町との間で現状のBRTの整備完了をもって「本復旧」とする事で合意となった。2020年4月1日、不通区間廃止。

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