曖昧さ回避
2012年11月現在、本タグを付与されているイラストはほぼ全てが2.に関するものであるため、本項目では主に2について説明する。
1の概要
生没?-1498。男性。堀越公方(ほりごえくぼう)・足利政知(足利義政の兄)の子で、堀越公方第2代。
素行不良の廉で政知によって廃嫡・幽閉され、異母弟・潤童子が後継とされた。この間の茶々丸の冷遇振りは酷いものだったようで、潤童子の母・円満院に虐待されるなどしていたらしい。しかし、政知の死後脱走し、潤童子と円満院を殺して堀越公方となる。
実質謀叛による簒奪であったが、その境遇に加え、政知が茶々丸の廃嫡を反対した重臣を自害に追い込むなどしていたため、意外にも旧臣らの抵抗・反発は少なかった。しかし、足場を固めようとした矢先に讒言を真に受けて重臣を誅殺するという愚行を犯し、一気に支持を失ってしまう。その隙を突いた北条早雲(伊勢盛時)によって根拠地の伊豆を追われる。その後、上杉顕定や武田信縄(信虎の父)を頼って抵抗を続けたが、最期は早雲に追い詰められ自害した。幼名しか残っておらず、元服したかどうかは不明である(江戸後期に高松藩で編纂された『歴朝要紀』では元服後の諱を「政綱」とするが、根拠がない)。
従来、北条早雲の野望による征服とされてきたが、近年は室町幕府の意向に沿った侵攻という説が有力になっている(家永遵嗣『室町幕府将軍権力の研究』収録「堀越公方府滅亡の再検討」)。
潤童子の同母兄(つまり茶々丸だけ母が違った)である足利義澄が、明応の政変によって1493年に第11代将軍になっていたという事情もあった。
しかも、早雲は今川氏親の家臣であったが、斎藤道斎『今川記』(1553年成立)によると、足利政知にも仕え、所領を与えられていた。早雲は単に幕命に従っただけでは無く、茶々丸のクーデターで「直接的な損害」を被った当事者である可能性が指摘されている(黒田基樹「伊勢盛時と足利政知」。『戦国史研究』71号)。
2の概要
CV:金田まひる
メインヒロインの一人でありキーキャラクター。
大将領足利護氏に仕える4人の公方の1人、政治方面に明るい堀越公方。六波羅四公方のなかでは最年少である。明るく人懐っこいどこか憎めない少女だが、年齢に相応しくないその地位は、実の父親を殺して奪い取ったものである。けれど近しい人間には情を見せ、足利護氏からは気に入られており部下も大事にする為結構慕われている。足利四郎邦氏とは姉弟のような関係で親しい。
今川雷蝶や大鳥獅子吼らを冗談とも本気とも取れない軽口でイジったり公方の仕事を適当に放っておいたりと飄々としているが、政治・謀略に秀で体術の達人でもあり、六波羅百万騎の五本の指に入る実力。その裏ではある目的の為奸計や陰謀の類を巡らせて暗躍している。
またその特殊な出自から常人にはない特殊な知覚を持っており、とりわけ「音」に関しては敏感。
劔冑は長曽根虎徹入道興長。
「そーだなー。地球皇帝とでも名乗っておこうか!」