概要
2010年10月01日にニコニコ動画へ投稿された、小雨大豆と酔狂倶楽部制作【酔狂文庫】のショート動画集。
動画内のタイトルは「夏の怪談 酔狂都市伝説」となっている。
以下のショート動画が収録されている。
不思議な冷蔵庫
ゴミ山に置かれていた冷蔵庫を少年は" お化けの冷蔵庫 "と呼んでいた。
なぜならその冷蔵庫は動物を産むからだ。始めは何が入っているのかと小さな好奇心から扉を開けたのがきっかけだった。
この" お化けの冷蔵庫 "は開け閉めする度に見たこともない変な生き物(⁉)や大きなウサギ、大きなヘビ、ネズミ、ネコ、ヤマアラシと次々に飛び出したのだ。
怖くなった少年は逃げ出して、それ以来その冷蔵庫に近づかなくなった。
大人になってその冷蔵庫にやって来た彼は―
" きっとあの頃に見た夢だったのだ "
と思い、扉に手をかけて…。
駅の怪談
駅を巡回する男は一人の迷子の少女を見つけた。
少女は目に涙を浮かべ、色あせたピンク色の毛布に身を包み、よろよろとおぼつかない足取りで駅中(えきなか)をさまよっていた。
どうも…様子がおかしかった。
男は少女に近づき「母親はどこにいるのか」と訪ねると…。
六本足のニワトリ
生物は長い時間の中で環境に適応し種を残そうと姿形を変えてゆく。これが自然の中で行われれば”進化”と呼ぶが、これが人の手によるものならば”品種改良”という。
人間の欲求というのは恐ろしいもので、むき出しの肌に多脚である" 六本足のニワトリ "という、まさしく食べられるために存在しているとも思える生物。この鳥類を更に安定して食べるために”品種改良”を繰り返し、その種は全世界に広まった。
その作り替えられてしまった生物のおぞましい姿とは…。
妖精の母
幼い頃に妖精を捕まえてからというもの彼女はその虜となった。妖精の美しい羽・人型のしなやかな身体・なによりその愛らしい顔は彼女をより一層魅了した。しかし、周囲の人達は彼女のように妖精へ関心を示さなかった。
そこで妖精の美しさをもっと知ってもらおうと彼女が行った行動とは…。
不思議な洗濯機
ゴミ山に置かれていた洗濯機を少年は" お化けの洗濯機 "と呼んでいた。
何故なら、その洗濯機は何でも食べてしまうからだ。
少年は自分のお気に入りの物を何でも入れていた。当時流行っていたカードゲームやレアなシール。10センチ越えのカブトムシやそれより大きなクモ。トカゲやヘビ・ヤモリ。漬物石(!?)。捨て猫や捨て犬もいっぱい入れていた。
数年後、大人になってその洗濯機にやって来た彼は、その蓋に手をかけて中を覗いてみると…。
関連動画
- 本動画
【ショートショート】秋の怪談 酔狂都市伝説(24:18)
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実は…