概要
岡山県新見市にあるJR西日本の駅で、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化と同時に信号場から格上げされる形で開業した。なお、これ以前も1953年より仮乗降場扱いとして乗降が可能であった。新見駅が管理する無人駅である。
線路名称上は伯備線の所属であるが、同線の列車は1日を通して1本も客扱いを行わない。停車し客扱いを行うのは、隣の備中神代駅より伯備線に乗り入れてくる芸備線の普通列車のみである。
このような状況になっているのは、周囲に民家が非常に少なく、伯備線の列車を停車させずとも芸備線の列車だけで十分だと判断されたためである。事実、2018年度の1日平均乗車人数は0人である。名実ともに秘境駅と言って差し支えないだろう。
駅入口にある看板には芸備線と書かれた時刻表と芸備線の路線図が記載されており、両隣の駅である新見駅と備中神代駅の伯備線駅名標は「布原」の記載はなく、あたかも伯備線に布原という名前の駅は存在しないかのように案内されている。改めて言うが、布原駅は伯備線の駅である、大事なことなので(ry
ただし当駅は元々信号場であったこともあり列車交換が可能であるため、伯備線の列車が当駅で行き違いをするため停車することがある。ホームの有効長が短く2両編成の普通列車すら入りきらないため、客扱いは行われない。
21時10分頃には、同じように特急列車やくも27号とすれ違うため寝台特急のサンライズ出雲号東京行きが運転停車する。普通列車すら停まらないホームに、有効長の7倍近くある寝台特急が停車する光景は異様そのものであると言えよう。
駅構造
対向式2面2線の地上駅。千鳥配置になっているのはかつて信号場だった名残である。
のりば番号は運転指令上のものであり、実際の駅ホームに案内はない。
