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概要

魔法少女リリカルなのはシリーズの第4作(ただし、シリーズの時系列上では『(実質)第5期』とされる事が多い)。

第1作から今作までの時代経過を数えると16年も経っており、高町なのは本人もすっかり25歳。

さらに「シリーズ初にして唯一の男性主人公」であるトーマの存在もあり、歴代シリーズの中で唯一「魔法少女」の名を冠していないタイトルとなっている

第4期のシリアス担当にして、時系列上の最新作でもある。

同期掲載の『Vivid』とは対照的に主人公トーマ・アヴェニールの凶悪なデザインや、人を殺さなければ正気を保てないという設定のEC感染者など、「戦いの怖ろしさ」を前面に出した作風となっている。

また、本作ではメカニック描写にも力を入れており、一部のキャラクターの持つデバイスなどのデザインが一新され、より大型かつ派手な武器が数多く登場するのも特徴である。

2009年4月から『娘TYPE』で掲載されていたが、2013年11月号にて長期休載の告知がされた。

直後の2014年1月号から2016年7月号まで、本作の執筆陣をそっくりそのまま移行した『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st』が連載されていたが、同作の連載終了後も本作の連載再開の動きはなく本誌での連載再開はもとより、掲載誌を移籍しての連載再開の動きも無い)、その後『娘TYPE』が2018年1月号(2017年11月30日発売)をもって休刊となったため、現在では「(遡って)事実上の打ち切り」となってしまった。

さらにその後(時系列上の前作である)『Vivid』も2017年10月をもって完結したため、「現在進行形で展開されるTVシリーズから連なる時系列」は(現時点では)全て途絶えた事になる

原作・原案など:都築真紀

作画:緋賀ゆかり

あらすじ

数年前、次元世界ヴァイゼンのある炭鉱街で原因不明の事故が発生、住民のほとんどが死亡した。

唯一生き残った少年トーマ・アヴェニールスバル・ナカジマに拾われ、ナカジマ家に引き取られる。

やがて成長したトーマは次元世界ルヴェラを旅行中、謎の組織が運営する研究所を発見。

その中で囚われている少女=リリィ・シュトロゼックを見つけたトーマは彼女を救うために彼女とエンゲージを果たして得た不思議な力を使い研究所から脱出した。

その後、成り行きで出会ったアイシス・イーグレットも引き込んでスバルの元へ合流しようとした所で謎の男ヴェイロンと遭遇、彼と交戦の末にトーマは“エクリプスドライバー”として覚醒する。

そしてトーマ、リリィ、アイシスの3人は高町なのは達を中心とする“特務6課”と、ヴェイロンを含む謎の武装集団フッケバインファミリーとの戦いに否応なく巻き込まれる事となる。

登場人物

フッケバインファミリー

時空航行戦艦「フッケバイン」を駆って次元世界を渡り歩く危険な武装集団。

ほぼ全員がエクリプスドライバーで、行く先々で大規模な殺戮活動を行う事で恐れられている。

グレンデルファミリー

ミッドチルダなどの一部の次元世界で活動する小規模な武装集団。

最近になってエクリプスドライバーとしての能力を手に入れた。

ヴァンデインコーポレーション

管理局用の装備を卸している兵器開発企業の一つ。

しかし、裏では専務のハーディスが密かにエクリプスドライバーを増やし、さらにドライバー用のディバイダーも制作している。

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