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気仙沼線の編集履歴2020/06/03 10:29:21 版
編集者:ntpgdjc
編集内容:宮城交通は名鉄系列

概要

国鉄JR東日本が運営する、前谷地駅(宮城県石巻市)〜柳津駅(宮城県登米市)間、17.5km(営業キロ)の鉄道路線。

かつては線名の通り大船渡線気仙沼駅まで運行していたが、東日本大震災の影響もあり現在はBRT(バス高速輸送システム)によるバス路線に転換している。

三陸縦貫線の南端部を構成する。当初は前谷地~柳津間の柳津線と、気仙沼~本吉間の気仙沼線だったが、国鉄時代後期に鉄道建設公団によって本吉~柳津間が施工された。これ以降のローカル線は建設されることはなく、最後のローカル線であると言える。この区間は全体の中でも長く、比較的高規格であったため東日本大震災までは仙台駅〜気仙沼駅間の快速「南三陸」が当線経由で運行されていた。南三陸は東北本線内ノンストップの定期快速として運行され、一部便では指定席車も併結されていた。

停車駅一覧

※便宜上、直通運転している石巻線からの区間を掲載。

駅名乗り換え(鉄道)乗り換え(BRT)
小牛田JR東北本線陸羽東線
上涌谷
涌谷
前谷地JR石巻線石巻方面BRT気仙沼線、気仙沼方面(前谷地~柳津間無停車)
和渕
のの岳
陸前豊里
御岳堂
柳津BRT気仙沼線、気仙沼方面

東日本大震災後の状況

2011年3月11日の東日本大震災により、津波によって9駅全壊等の大きな被害が出た。同年4月29日には仙台平野内で比較的損傷のなかった前谷地〜柳津間で運転再開。残りの柳津〜気仙沼間は、路線バスへの振替を経て2012年8月20日より一部区間をバス専用道として復旧した上で代行バスを運行。同年12月22日からはバス専用道区間を伸ばし、BRTとしての運行を本格的に開始した。

JR東日本と沿線市町との間ではBRTはあくまで「仮復旧」であるとして合意がなされていたが、結局費用の問題から鉄道路線としての復旧を断念、2016年には沿線市町との間で現状のBRTの整備完了をもって「本復旧」とする事で合意となった。2020年4月1日付で当該区間は「鉄道路線としての営業を廃止」し、バス路線へ完全転換された。

このBRT区間ではJR東日本が用意した車両(日野自動車ブルーリボンシティハイブリッド)を用いて地元のバス会社・ミヤコーバスが運行を担当している(宮城交通の子会社で名古屋鉄道グループの一員。運営主体はJR東日本であり、ミヤコーバスへの運行委託、大船渡線BRTは岩手県交通(国際東北グループ、国際興業から2013年に独立)が担当)。

専用ICカードOdecaが発行されているが、Suicaと相互利用できる鉄道系ICカードでも利用できる。また、いすゞ車を改造した充電式電気式バスを実験を兼ねて運行しており、かつてはBRT開業時に導入した中古車(元川崎市交通局)を観光用に改造した観光型BRTも運行していた。

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