概要
1890年開業。住所は宮城県遠田郡美里町字藤ケ崎町117。同町の旧小牛田町域における中心施設であった。2面4線のホームを持つ、地方駅としては比較的大きい駅である。
東北本線に所属し、始発・執着駅となっている。Suicaの東北本線における正規対応駅の最北端。この他に陸羽東線、石巻線の始点駅であり、また気仙沼線が一部乗り入れている。この他に小牛田運輸区が隣接しており、転車台なども有するという、長閑な名前・立地とは裏腹に鉄道交通の要所である。
1日の平均旅客数は2112人(2015年統計)。
駅舎は西側に出入り口があり、みどりの窓口を有する。キオスクなどの商店や立ち食いそばなどの飲食店は2017年4月現在撤退しており駅内には存在しない。
駅周辺は古くから拓けた土地であり今でも商店などが軒を連ねる。近隣にある著名店舗等としてはセブンアンドアイグループのスーパーマーケットである「ヨークベニマル小牛田店」があり、地元民の物資補給拠点として重宝されている。
また、美里町にはコノハナサクヤヒメを祀り、安産祈願の神社として近隣では有名な存在である「山神社(やまのかみしゃ)」があるが、これは当駅から直線距離にして2km程の場所にある。
この他、美里町自体が仙台商圏の中心である仙台市中心部まで電車1本46分で到着するという利便性(と、田舎故の地価・物価の安さ)から仙台市圏に通勤・通学する人々のベッドタウンとして注目されており、この関係からか駅東側が近年急速に宅地造成されている。
また、当駅を始発とする陸羽東線は温泉地として有名である鳴子温泉を擁するなど「奥の細道湯けむりライン」のあだ名で呼ばれる風光明媚な路線であり、仙台駅から当駅までの長閑な田園風景、そして当駅から鳴子までの電車旅を楽しむことができるという観光路線でもある。