岡崎城

おかざきじょう

愛知県岡崎市にある城郭である。

概要

愛知県岡崎市康生町に存在する。

徳川家康生誕の場所として知られる。

岡崎市の街のシンボルであり、観光名所となっている。

さくらの名所100選、日本百名城に選ばれている。

別名、龍燈山城(りゅうとうざんじょう)。

15世紀、三河守護代の西郷氏が築城したのが始まり。

岩津城(岡崎市岩津町)を本拠とする松平信光が西郷氏を攻めて勢力下に置き、その五男・光重・が城主になって以降、岡崎城は松平氏の拠点となる。ただ当時は天守閣も石垣もなく、土塁で防備しただけの砦であったと考えられている。

室町時代末期、徳川家康(竹千代)が生誕する。家康は浜松城(静岡県浜松市)に拠点を移したので子の信康、次いで徳川家臣の者が城主を務めた。豊臣政権の時代になると家康が関東に移封したので、田中吉政が入城し、石垣と城壁を固めてより強固な城とした。

江戸時代は徳川氏譜代の本多氏が城主と務めた。

明治時代、一時的に額田県の県庁として機能したが、廃城令によって破却された。戦後、天守が復元され、岡崎公園として整備された。

名古屋鉄道の岡崎公園駅が最寄り駅。

特急停車駅の東岡崎駅からでも徒歩で15分程度。

東名高速道路に岡崎城の看板があるが、道路上から見ることはできない。