概要
CV:石川界人
アニメ「アイドルマスターSideM」に登場する「プロデューサー」の通称。
身長は175センチ前後。緑色のゴムで結んだ黒の長髪とアホ毛がトレードマーク。これまでの原作、漫画版に登場した姿を「顔が不明瞭」という部分以外踏襲している。
漫画版などと同様スーツをノーネクタイで着用しているほか、Yシャツの上からはサスペンダーを装着している。また、フード付きのコートを羽織っているシーンもある。
961プロを退社した「Jupiter」の三人組にティンときたものがあり彼らを斉藤社長と共に315プロにスカウトする。また天道輝など一部の新人アイドル達のスカウトも行い「DRAMATIC STARS」の名付け親でもある。
柔和な笑顔と明るい声色がいつも表に出る好青年で、時に純朴な少年のように大きく喜んだり慌てたりと豊かな感情表現が見られる。
一方で、交渉や通知の際は過不足なく言葉を選んで伝えたり、トラブルが起きても激情的にはならず、あくまで冷静に筋道を立てて自分の考えを伝えたりと、慎重で思慮深い面も持ち合わせている。所属アイドルの管理にも余念がなく、彼らの意思と体調を最大限考慮し、スケジュールの管理や環境の整備を行っている。その上でメンタルケアに関しては、基本的にユニットメンバー同士に任せ、自身は話しやすい場を用意するといった間接的サポートに徹するスタンスをとっている。その有能ぶりに歴代Pを見てきた視聴者からは完璧超人と呼ぶ声も少なくない。
ただ、可能性を見出した相手を見つけるとどんな状況でもスカウトの一声をかけるきらいがあり、これに関してはもはや職業病の域である。
第6話冒頭ではそう言った過労が祟ったのに加え盲腸炎を患い入院する羽目に陥り、その事を桜庭薫に厳しく指摘された。結果も仕事を休むことを余儀なくされる、リハビリ中に偶然同じ病院に入院していた蒼井享介と出会い、結果そこでWの2人をスカウトするに至った。
名称について
『アイドルマスター』シリーズに登場するプロデューサーには、基本的に明確な名前が設定されておらず、彼もまた同様でEDのクレジットなどでは、単に「プロデューサー」とだけ表記されている。
そして、これまでのアイドルマスターの関連コンテンツにおいて、ドラマCDやアニメに登場する声優が声をあてるプロデューサーに関しては、ファンの間では「声優の名字を通称として呼ぶ」という風習がある。たとえば、TVアニメ「アイドルマスター」に登場するプロデューサーは赤羽根健治が声優を担当するため、「赤羽根P」、「アイドルマスターシンデレラガールズ」のプロデューサーは武内駿輔が声優を担当するため「武内P」とよばれていた。その為、この風習に倣い、担当声優である石川界人の名字からこの呼称が付けられた。