オリオン・ブラック

おりおんぶらっく

『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物。シリウスとレギュラス・ブラックの父。

概要

ハリポタシリーズのキャラクター。1929年生まれの魔法使い。シリウス・ブラック及びレギュラス・ブラック兄弟の父親。英国の純血王族ブラック家の当主であり、純血主義者であった。

……と、ここまで読んでもピンと来ないハリポタファンも多いかもしれない。「こんなキャラ本編に出てきたっけ？」と。それもそのはず、本編では既に故人であり、名前すら出てこない。

フルネームや生没年は原作者直筆の家系図により明らかになった。つまり裏設定ではじめて明かされたキャラクターである。

ホグワーツ魔法魔術学校ではスリザリン寮所属で、トム・リドルの3歳年下の後輩に当たる。また同じくスリザリン所属だったヴァルブルガ・ブラックは4歳年上の再従姉（はとこ、親同士が従兄弟同士、父方の祖父たちが兄弟）であり後の妻。

ヴァルブルガの弟シグナス・ブラックと同年であったとする説もある。

卒業後の動向は不明だが、ブラック家当主を父アークタルス・ブラック3世から継承している。トム・リドルとの関係がどのようなものであったか詳細は定かではないが、レギュラス・ブラックが死喰い人となることにヴァルブルガと二人で賛成していたようだ。

オリオンとヴァルブルガは死喰い人ではない。

長男シリウスが家出、次男がレギュラスが謎の失踪を遂げる中死亡した。これによりブラック家本家の血筋は断絶することとなる。

裏設定でのみ登場したオリオンだが、現在一定の人気を得ている。これはトム・リドル、レギュラス・ブラック、シリウス・ブラックという既存の人気キャラと関わり深い、いわゆる「美味しい」ポジションだからであろう。(同様のキャラクターにマルシベールなどがいる)

ブラック家は代々黒髪の美形であるため、オリオンも黒髪の美男子であったと考えられる。二次創作では次男のレギュラス・ブラック似として描かれることが多いようだ。

また、学生時代に先輩のトム・リドルとアブラクサス・マルフォイと三人組を形成していることも多い。