CV:斉藤壮馬
概要
BUILD DiVERSが挑む「ストーリーミッション」に現れた凶悪なヒトツメ・ガンダムゼルトザームを操る謎のダイバーの正体と目される人物。五つ目のデザインされた禍々しい仮面で素顔を覆い隠す物々しい装いをしており、その戦いぶりはひどく機械的。
ヒトツメに反抗するレジスタンスとは因縁が深く、かつてはかれらと共にヒトツメと戦う側だったことが語られており、ストーリーミッションに挑戦者以外のフォースやダイバーが割り込むことも考えられず、当初は遭遇イベントの類ではないかと推測されていた。
二度目の遭遇で肉薄したメイにシドー・マサキ本人であるかを尋ねられ、何も答えることなくBUILD DiVERSの前から姿を消す。
その後、静止衛星攻略戦において三度現れ、圧倒的な力でチームのエースであるヒロトをも追い詰めた。
本来のダイバー姿は「シド」という名前で活動していた、ビルダーとしても一級品のSランクダイバー。Mk-Ⅲをベースにしたガンダムテルティウムを駆り、1000機のデスアーミーを討伐する乱戦ミッション、500機のリーオーNPDを相手にする武器制限マッチなどの過酷なミッションをクリアしている最上位ランカーとして知られ、特定のフォースには所属せずにソロプレイで活躍していた。
半年前のある日を境にログアウトの記録もないままGBNから姿を消し、リアルでは原因不明の昏睡状態が続いている。彼のダイバーの捜索を依頼されたのがメイであり、数ヶ月に及ぶ調査の末に発見されたゼルトザームは、どうやってかテルティウムとしての面影も霞むほどの改造を施されている。
姉のミズキが語るところでは、感情表現が苦手ながらも困っている人を放っておけない性格で、「GBNで凄いことをやる」「誰かを本当に守ることができる」と話していたらしい。
実は暴走するアルスを止める手段を探していた聖獣クアドルンと偶然にも出会い、エルドラで山の民を守るためにクアドルンやレジスタンスと共に戦っていた。テルティウムの足元でムランや彼の仲間たちと並んで撮影した写真も残っていることから、相当の信頼関係を築いていたものと思われる。
ムランは彼の事を「マサキ」と呼んでおり、どうやらエルドラでは本名を名乗っていた模様。
しかし、アルスにとらわれた上で洗脳され、敵となっていた。これにより精神がエルドラに囚われたままになってしまったためリアルで昏睡状態になってしまった。
バイクいじりの趣味もあり、愛車はSUZUKIのSV650X。
なお、姉のミズキはムカイ・ヒナタの弓道部の先輩にあたる。
第1期終盤でゼルトザームの頭部をヒロトとの戦いで損傷して以降、仲間であるはずのヒトツメに攻撃を加えたりと洗脳が不安定になっているが、それがリアルのマサキの肉体に負担をかけており、第20話ラストからバイタルサインが危険域になったりと生命の危機に陥るようになる。
第22話ではBUILD DiVERSと彼を取り戻そうとするヒトツメとの三つ巴となる。朧気ながら意識が戻っているが、自分が多くの山の民を傷つけてしまったことは覚えており、殺してくれと懇願しながらゼルトザームごと暴走。しかし、諦めないBUILD DiVERSとの激闘の末、サタニクスガンダムにゼルトザームの洗脳装置を破壊され遂に解放される。
本人は、心拍が停止し死亡したと思われたが、精神が戻ったことでバイタルサインが回復・息を吹き返した。
関連タグ
バルムンク… 元ネタと思われる人物。