「The Worldを陥れようとする連中をこの俺は...許す訳にはいかない!!」
声:檜山修之
概要
"フィアナの末裔"と称される、白き翼と白銀の鎧を纏った剣士PC。(『Link』の模倣AIは斬刀士)
古参プレイヤーの1人で、相棒のオルカと2人で最難関イベント「ザワン・シン討伐」をクリアした実力者であり、“蒼天のバルムンク”の二つ名をもつ『The World』屈指のカリスマプレイヤーである。
(なお、バルムンクのトレードマークとなる純白の翼は、「ザワン・シン討伐イベント」の褒章アイテムであり、これを見届けていたネット詩人のW・Bイェーツによって上記の称号が名付けられた。)
『The World』の安寧を願う気持ちと正義感は登場人物中でも指折りの強さであり、ゲーム内で不正行為を行うプレイヤーを憎む。そのため2010年において、一般PCでは倒すことの出来ない謎のウィルスに侵されたモンスター「ウィルスバグ」の出現が頻発するようになるとオルカとともに独自に調査を進めており、「.hack//sign」では昴の窮地にも駆けつけている。
.....が、それから数ヶ月後。突如オルカは音信不通となった。
そして、その時同行していたカイトに接触をはかったが、その際に彼がゲームの仕様に存在する筈のない異能力「データドレイン」を発動するのを目撃してしまう。のちにオルカを未帰還者にした力と同じ能力だと知ってからは、カイトを"ウィルスをばら撒いたハッカー"の疑いをかけて憎み、カイトの弁明を聞き入れることなく長期にわたり敵対することになる。
しかし「.hack//vol.2」終盤。単独で調査を続ける最中に不正を憎む心を管理者であるリョースに利用され、結果的にカイトらを騙して削除を逃れたAI達が住まうネットスラムに天敵であるシステム管理者を送り込むことになってしまう。
結局、ハッカーの温床であるネットスラムが崩壊しても異常事態が治ることはなく、ゲーム世界のウィルスは現実世界の侵食をも開始。そうして自身の誤ちに気付くこととなった。
その後、「.hack//vol.3」の序盤。調査を進めていたダンジョンにてウィルスバグに襲われ、あわや未帰還者になりかけた所をカイトが救出。憎んでいた自分すらも「当たり前」と述べながら助けたカイトの誠意に触れ、自身の傲慢さを見つめ直して非礼を詫びる。そして異変を解決し、現実と仮想の二つ世界に平穏を取り戻すことをカイトと共に誓い合い、ついに和解する。
以後はカイトと強い信頼関係を築きあげ、ブラックローズや他の.hackersのメンバーと共に異変の元凶であるモルガナ・モード・ゴンを追いつめていった。
リアル
本名は不明、1992年生まれの男性。ネットゲームとは小学生の頃からの付き合いで、『The World』も『fragment』の頃からプレイしている。
ゲーム中では完全に「バルムンク」という人物になりきっているが、ネットゲーム経験の深さからか現実との分別は出来ている模様。
リアルでも魅力的な人物であるらしく、異性からも何度か告白された経験がある。本人は色恋に興味が無いが、その性格故か告白の断り方に悩んでいるとか。
また、単車という趣味も持っている。律儀で真面目な性格ゆえに融通の利かない面もあるが、時折天然ボケとも思える言動を取ることがある。
『The World』を愛する心は、シリーズの登場人物でも屈指といえる。成人後はCC社に就職し、システム管理者としてイベントの企画運営などを担当している。
性格的には「真面目で天然ボケ」に磨きがかかっており、考案するイベントは『The World』の世界観とはどこかズレた雰囲気のものが多い。
パロディモードにおける扱い
「最後に勝つのは君か、私か、それともUノザワシンか……いいえ、科学です!」
通称科学王。SFマニアで、難しい科学用語を交えた話し方をする。カイトから「宝塚みたいなカッコしやがって」と言われた。
カイトが奥義暗黒吸魂輪掌破を発動してUノザワシン(本編におけるバグモンスター)を弱体化させたのを見てから彼の身体に興味を持ち、研究ついでに改造しようと付け狙ってくる。