概要
はるか大昔、超人の神が住む天上界には超人を粛清しようとする「超人滅亡派」と、それに異を唱える「超人救済派」の2つの派閥が存在しており、その内の一つである「超人滅亡派」を纏めていた神。
超人を救おうとした「慈悲の神」=ザ・マンに匹敵する程の絶大な力を持っているとされており、カピラリア七光線による超人の粛清(という名の虐殺)を目論んだのも、この神が率いる「超人滅亡派」の神々である。
ザ・マン率いる完璧超人始祖は、この神に対抗するべく作られた組織だった。
活躍
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
ザ・マンの説明により、邪悪五神や魔王サタンが動き出したのは、この神が再び全宇宙に対するカピラリア七光線の照射を企んでいるのが原因であり、オメガ・ケンタウリの六鎗客の襲来から始まる一連の騒動の黒幕であることが判明。
カピラリア七光線を照射するには、108柱の超人の神全員が一つずつ持つ「カピラリア照射装置の欠片」が必要であり、サタンに「神への格上げ」を唆すことでザ・マンの持つ欠片を奪うつもりだった。
その後、サタンはジャスティスマンとの戦闘で撃退され、ザ・マンから欠片を奪うことに失敗。
目論見を阻止されたかに見えたが、これにより「自らの威信に関わる」として歯止めが効かない状態となったらしく、ザ・マンは「これから調和の神とその一派が、嘗ての自分と同じく下天を行うことで次々と地上に降臨し、直接カピラリアの欠片を奪いに来る」「キン肉マン達は"超人"という種の存亡をかけて、数多の神々と戦うことになる」と宣言した。
調和の神編
ザ・マンの宣言から間もなくして、下天により超神としての実体を得、自身に従う神々を率いて遂に地上へ顕現した(自身は巨大な怪鳥に乗って現れた)。
まずは中国の奏始皇帝陵に降下し、駆け付けたキン肉マンビッグボディと対峙。ビッグボディに同志である戒律の神=ランペイジマンを差し向ける。
関連キャラクター
ザ・マン:彼とは超人に対する考えで対立していた。超人を全て滅ぼすべく、彼の持つカピラリア照射装置の欠片を狙う。
大魔王サタン:「超人の神への昇格」を条件に彼を懐柔し、ザ・マンの持つ欠片を奪わせようとした。
邪悪五神:彼等はかつて、(恐らく)調和の神の手により天界の中枢から追放された過去があり、そのせいか現在は敵対関係にある模様。彼らもカピラリアの欠片を保持しており、調和の神の標的となっている。
オメガ・ケンタウリの六鎗客:サタンを通じて、結果的に彼らの行動を間接的に利用していた。ザ・マンの説明により、彼らから「倒すべき真の敵」として認知されることになる。