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概要編集

はるか大昔、超人の神が住む天上界には超人を一人残らず殲滅しようとする「超人滅亡派」と、それに異を唱える「超人救済派」の2つの派閥が存在しており、その内の一つである「超人滅亡派」を纏めていた神。

笑い声は「ボッボッボッ」。和風の扇子を手にしている。

素顔は不明だが、マントの下に薄っすらと見える顔には顎髭のようなものと兜の庇のようなものが確認できる。


超人を救おうとした「慈悲の神」=ザ・マンに匹敵する程の絶大な力を持っているとされており、カピラリア七光線による超人の絶滅を目論んだのも、この神が率いる「超人滅亡派」の神々である。


調和を司る神のためか、太古から幾度となく醜い争いを繰り返していた超人を不要な「失敗作」として忌み嫌っており(特に「神を超える」ことを目指したオメガの民が顕著)、創造者の責務として全超人の抹殺を目論んだ。

しかし、「超人を神々が認める"完璧な存在"として育て上げる」と言うザ・マンの必死の訴えを聞き入れ、彼の地上への下天も認めた。


その後はザ・マンとの「超人には手出ししない」という約束を守り暫く目立った行動は見せていなかったが、ザ・マンが弟子である完璧超人始祖と共に下等超人の粛清に乗り出したこと、やがて彼が超人閻魔と化したことが重なったせいか、とうとう全宇宙にカピラリア七光線を再照射し、今度こそ超人を根絶やしにすることを決意。

「完璧超人始祖編」終盤での超人閻魔(ザ・マン)の敗北を機に、本格的に活動を開始する。


活躍編集

キン肉星王位争奪編編集

超人に友好的とされる100人の善良な神に加わっていたことが判明。スグルの王位継承を認めるなど、この時点では地上の超人に対して寛容な姿勢を見せていた。


オメガ・ケンタウリの六鎗客編編集

ザ・マンの説明によりその存在が発覚。邪悪五神魔王サタンが動き出した原因であり、オメガ・ケンタウリの六鎗客の襲来から始まる一連の騒動の黒幕であることが語られた。

目的であるカピラリア七光線を照射するには、108柱の超人の神全員が一つずつ持つ「カピラリア照射装置の欠片」が必要であり、サタンに「神への格上げ」を唆すことでザ・マンの持つ欠片を奪うつもりだった。


しかし、サタンはジャスティスマンとの戦闘で撃退され、ザ・マンから欠片を奪うことに失敗。

目論見を阻止されたかに見えたが、これにより「自らの威信に関わる」として歯止めが利かない状態となったらしく、ザ・マンは「これから調和の神とその一派が、嘗ての自分と同じく下天を行うことで次々と地上に降臨し、直接カピラリアの欠片を奪いに来る」「キン肉マン達は"超人"という種の存亡をかけて、数多の神々と戦うことになる」と宣言した。


超神編編集

ザ・マンの宣言から間もなくして、下天により超神としての実体を会得、同志である神々を率いて遂に地上へ顕現した(自身は巨大な怪鳥に乗って現れた)。

邪悪五神の持つカピラリアの欠片の行方を求め、まずは中国の秦始皇帝陵に降下し、その内部の兵馬俑坑へ駆け付けたキン肉マンビッグボディと対峙。彼に同志である戒律の神ことランペイジマンを差し向ける。


しかし、ビックボディの身を守るべく強力チームの超人が登場。彼等とランペイジマンの戦いを傍観し、改めてビッグボディとランペイジマンが対決しようとした所で、モニター越しにキン肉マンスーパーフェニックスが乱入。

フェニックスは、直ぐにビッグボディ達を解放させるのと引き換えに、カピラリアの欠片の在処に関する確実な情報源を24時間後に用意することを調和の神一派に提案し、地球上のどこかに繋がっている4つの大穴と滝を開く。

フェニックスの提案が知性の神の企みであり、彼等が共謀していることを見抜きつつも、敢えてその提案に乗る。フェニックスに「神との誓いを破った者には厳罰が下る」と脅しつつも、知性の神をも取り込んだその器量を評価し、大穴の一つをくぐり抜けて姿を消した。


その後はイタリアローマコロッセオに到着。そこで待っていたフェニックスとビッグボディから2つのカピラリアの欠片を賭けてのタッグマッチを持ち掛けられ、それを承知。同行していたイデアマンザ・ノトーリアスによるタッグ「マイティハーキュリーズ」を対戦相手として差し向ける。


マイティハーキュリーズが敗北すると、彼らを破ったフェニックスとビッグボディを大した存在として評価。また、キン肉マンに対し、彼のキン肉星大王就任の儀式に自身を含む12名の超神も他の神々に混ざって参加していた事を明かす。

そこへモニター越しにザ・マンが現れ、直接ではないにしろ彼と数億年ぶりの再会を果たす。ザ・マンのことを「最初の超神」と呼ぶが、ザ・マンは自身を「超人」であると否定。逆にザ・マンも超神達を「自分と同じ超人」だと訴えるが、調和の神も「我々は決して超人になれない」と相寄れない姿勢を見せる。


お互いの主張を交わすと、これまでの超人と超神の戦いにおいて、(を払いながらも)既に4人の超神が倒された現状から、「超人はむやみに理由もなく殲滅してよい存在では既になくなっている」と言うザ・マンの言葉を聞き、超人に「天上界への道であるバベルの塔に立ち入り、神々の住む天上界に昇る為の試練を受ける資格」を与えることを了承。

他の超神らの同意を得た上で、バベルの塔に昇る為に必要な天上界由来の物質であるカピラリアの欠片を与えるべく、自身と敗れたイデアマンとザ・ノートリアスの欠片を超人側に差し出す。

ザ・マンに超人側が持つ8つのカピラリアの欠片に合わせて「神をも倒せる可能性を持つ超人8名」を選定するよう言い残し、バベルの塔へと向かって行った。


キン肉マンを始めとする8名の超人「リアル・ディールズ(真の男たち)」がザ・マンの開いたゲートを通ってイラク南部に到着したのを確認すると、彼らの眼前で地面からバベルの塔を出現させ、自身はその最上階にて待ち受ける。

以降の動向はザ・ワンの記事を参照。


関連キャラクター編集

ザ・マン:彼とは超人に対する考えで対立していた。超人を全て滅ぼすべく、彼の持つカピラリア照射装置の欠片を狙う。一方のザ・マンも、いずれは調和の神が攻めて来ることを想定し、その対抗戦力として完璧超人始祖の面々を鍛えていた。


大魔王サタン:「超人の神への昇格」を条件に彼を懐柔し、ザ・マンの持つ欠片を奪わせようとした。


邪悪五神:彼等はかつて、(恐らく)調和の神の手により天界の中枢から追放された過去があり、そのせいか現在は敵対関係にある模様。彼らもカピラリアの欠片を保持しており、調和の神の標的となっている。


オメガ・ケンタウリの六鎗客:サタンを通じて、結果的に彼らの行動を間接的に利用していた。ザ・マンの説明により、彼らから「倒すべき真の敵」として認知されることになる。


関連タグ編集

キン肉マン 超人の神 超神 調和

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