強力チーム
びっぐぼでぃちーむ
「キン肉星王位争奪編」に登場した、キン肉マンビッグボディが率いるチーム。
しかし1回戦の知性チームとの対戦では、マンモスマンに3敗1分、キン肉マンスーパーフェニックスに1敗という無様な結果に終わっている。
さらにその1分は、マンモスマンがフェニックスをビッグボディと戦わせるために一芝居うってわざと相打ちになった片八百長であり、実質マンモスマン一人で片が付いていた。
入場時には、モトクロス用のヘルメットとアメフトのユニフォームと思しき出で立ちをしていた。
Ⅱ世では伝説超人と一緒に扱われていることから、本来は正義超人であったらしきことが示唆されている。
ちなみに1人で強力チームの4人を撃破したマンモスマンだが、彼の超人強度は7800万パワーという文字通り桁違いの数値を持つにもかかわらず、強力チームは先鋒から副将までの全員を合計しても340万(ペンチマン)+460万(レオパルドン)+580万(ゴーレムマン)+800万(キャノンボーラー)=2180万パワーしかない。
一応フォローすると、彼等が正義超人であるなら、その超人強度は十分に破格であり、4人でもバッファローマンを除いた七人の悪魔超人6人(大体200万~500万パワー)の総量より高い。
突然の電撃参戦と共に、強力チームの間には確かな友情が存在していたことが描かれた。
彼等の場合はビッグボディを心の底から慕っており、メンバーは自分達のことを「あの方に身を捧げる兵隊」とまで称している。
たとえニセモノの王子だろうが彼らにとってビッグボディは紛れもなく本物の「王様」だったのだ。
超人全滅の為に必要なカピラリアの欠片を手に入れるべく、調和の神の一派が下天と受肉を経て真っ先に踏み込んだのは中国・秦の始皇帝陵。
ビッグボディがギヤマスターとの戦いで満身創痍となった肉体を押して戦おうとしたその時、兵馬俑が割れ、中から3つの影が飛び出す。
「ここは我々が通しはしないーっ!」
そこに現れたのはキャノンボーラー、ペンチマン、ゴーレムマンの3人だった。
彼等はビッグボディを守るべく超神の一人ランペイジマンに挑むも、一人また一人と倒されていく。
そして、残された最後の一人、レオパルドンもまた、チームの名誉を賭して戦いに挑む。一時は善戦していたように見えたが力及ばず、終わってみればランペイジマンの圧勝という形になってしまった。
瀕死の重症を負いつつもなんとか全員生き延びたが、それすら実はビッグボディの口を割らせてカピラリアの欠片の在り処を聞き出すための人質にするために、わざと手加減して虫の息で済ませていただけだった。
それでもビッグボディにとって彼らはかけがえのない仲間達であり、ランペイジマンに罵られ、「他に(雑兵)はいないのか」と問われた際には「この五人で、我らビッグボディ・チーム!」「これ以外のメンバー………いや、これ以上のメンバーなど、俺にとっているわけがない!!」と涙ながらに答えた。
ランペイジマンに鎧袖一触も同然で蹴散らされた彼らであったが、その頑張りは無駄ではなかった。その後フェニックスの提案で知性チームが超神の第一陣と対戦することになった際、時間稼ぎのおかげで何とか試合可能なレベルまで回復したビッグボディにフェニックスは消失したオメガマンの代わりとしてタッグを組むよう要請。『ゴッドセレクテッド』と命名された彼らのタッグは理性の神が下天した超神「イデアマン」と狂気の神が下天した超神「ザ・ノトーリアス」のコンビである『マイティハーキュリーズ』との戦いにて『ゴッドブレス・リベンジャー』という互いのフェイバリットを組み合わせたツープラトン技で見事に勝利。
これにより超神たちに力と絆を示しバベルの塔への道を開かせることとなった。
彼等もまたキン肉マンチームや超人血盟軍にも勝るとも劣らない固い友情パワーで結ばれていたということであろう。