あずさ2号
あずさにごう
概要
失恋した女性が心の傷を癒すために、新宿8時発の特急あずさ2号に乗って信濃(長野県)路へ向かう心情を現わした歌である。
「2号」が選ばれたのは当時のダイヤで「1号」は朝6時40分発のしかも不定期列車で、知名度的に低かったので、実質の1番列車である2号が選ばれている。
現在では新宿駅から西に向かって発車する下り「あずさ2号」は存在しない。これは旧国鉄の号数表記が歌発表当時は始発駅を発車する順に「1号、2号、3号…」とつけられていた(このためあずさ2号は新宿発・松本発(こちらも「8時ちょうど」)の2つが存在した)が、曲が出た翌年の1978年10月の国鉄ダイヤ改正で列車の号数の付け方が変更され、奇数番号が下り、偶数番号が上りの列車になったためである(下りは1号、3号、5号となり、2号は上り(甲府発)のみの存在となった)。
東京から各方面に向けて走る列車を「1号、3号、5号…」とつけているので、将来的にも新宿発松本行きのあずさ2号が復活する可能性は0に近い。
2002年、まだ廃止もされていないのに「なつかしのあずさ2号」というリバイバル列車が運転されたのはこの為で、この列車はもちろん新宿発松本行きの列車であった(ただし、ダイヤは当時新宿発8時ちょうどの列車であった「スーパーあずさ3号」との兼ね合いで8時2分発となった)。列車名は「あずさ」ではなく「あずさ2号」とされ、ゲストに狩人本人も登場した。
のちにこの曲のアンサーソングとして「かいじ101号」(歌:SUPER BELL''Z)がつくられている。ただし特急「かいじ」が誕生したのは1988年3月改正からで、それまでは東京・新宿~甲府・竜王間の列車も「あずさ」であった。
「あずさ2号」の定期列車は存在し、2019年時点では松本発東京行として運行されていたが、2020年3月のJRグループダイヤ改正では、特急「富士回遊」併結便との兼ね合いもあって「あずさ」「かいじ」の号数を統一することになった。松本発東京行の「あずさ2号」が「あずさ4号」へ変更、この結果定期列車「あずさ2号」そのものが消滅することになった(こちらは前述の新宿発下りあずさ2号よりは復活の可能性はあるが、新宿駅到着の一番列車という兼ね合い上、甲府発のかいじ一番列車より早いあずさの設定は時間帯的に難しいと思われる)。
現実では
先述の通り、「午前8時ちょうどに新宿を出発するあずさ2号」は存在しない。しかし号車や駅を限定しなければ、それに近い運行をする路線は実在する(した)。
現行ダイヤ(2019年3月16日改正)
- あずさ5号松本行(8:00新宿始発)
- あずさ6号東京行(8:00松本始発)
- あずさ33号松本行(20:00新宿始発)
過去のダイヤ
- あずさ2号東京行(6:25松本始発→8:00大月発):2019年3月15日をもって消滅
関連タグ
熊田雄一郎:美少女戦士セーラームーン(初代アニメ)のオリジナルキャラクター。火川神社の宮司見習い。劇中で本曲を熱唱し、視聴者の腹筋を崩壊させた。
中野梓:言わずと知れたあずにゃん。一番絵が多い。ただし下の2人と違い、何故2号なのかが不明。作中で平沢憂が姉に変装した際、梓のあだ名を聞かれて「あずさ2号」と答えて変装がバレた。また梓は作中に登場した猫にあずにゃん2号と名付けた。
また、新宿駅の改修工事の際には、上りのあずさの終点が中野駅になっていた。これにより改修工事の時期は『特急中野行あずさ2号』が運行していた事になる。
岡本まなみ:三浦あずさに似ている度合いや実際にあずさ2号と呼ばれる頻度では上の椿ほどではないが、ゲームには椿よりも先に登場している。