概要
主人公ダイとその父竜騎将バランがその身に持つ紋章であり、「竜の騎士」の象徴である。形状は「角の生えたドラゴンの顔」の様であり、ファンタジーにある程度慣れたユーザーであれば、原作を知らなくても「ドラゴンの顔っぽい形」として受け取りやすい。
同作品の中ではアバンストラッシュと並んで、最もネタにしやすい部類に入ると思われる。
それぞれの違い
※ダイとバランとで紹介する
- ダイ
産まれながら持っている紋章で、これが浮き上がった時には「ライデイン」や「バギクロス」「ヒャダイン」などの高等呪文を使うことができたのだが 紋章が発動していない状態だと使用ができない。
後に、ダイが持っている竜の紋章は肉体的な能力と魔法の素質を引き継いだだけであることが明らかになった。これはダイが純粋な竜の騎士では無く、竜の騎士と人間の間に生まれたハーフであるがためであり、竜の騎士が代々紋章に蓄積していた戦闘情報は受け継げなかった。紋章のパワー自体も本家竜の騎士には劣っている。
だが、人間の血を持つが故に純然たる竜の騎士には成し得ない奇跡を起こすことになる。そもそも竜の紋章に代表される竜の騎士の力は通常であれば成人しなければ使えない力であるのだが、ダイは若干12才でこれを使いこなしている。
バランに竜の紋章を共鳴することで脳の記憶を再消去されかかったときなどは、額に浮かぶ竜の紋章を右手の拳に移動させて難を逃れるという離れ業をやってのけた。ただし、これは竜の紋章の力を頭脳でコントロール出来なくなったということでもあり、一撃の力ではバランを上回るパワーを見せたがその分燃費が悪く、持久戦に持ち込まれるとあっという間にパワーが尽きてしまう諸刃の剣となった。
更にダイは最終決戦前にバランが持っていた紋章を受け継ぎ、紋章を二つ持つことになる
- バラン
歴代の竜の騎士達の肉体的な能力、魔法の素質、闘いの遺伝子が蓄積された紋章。
あらゆる呪文を使うことが可能で、独自の戦闘術【魔法剣】を使用することができる。
更に独自の闘気<竜闘気>を発生させることが可能で、ある時は自身の鎧として、ある時は自身の武器にパワーを込めて攻撃力を増幅させることも可能。
<竜魔人>と呼ばれる最終形態へ変身することも可能で、この姿限定で『竜闘気砲呪文』を使用することができる。
本家本元の竜の騎士たるバランの紋章パワーはダイの数倍であり、初戦では竜魔人に変身するまでも無く素の力でダイを圧倒した。また、ダイの竜の紋章と己の紋章を共鳴させることでダイの脳に負荷をかけ、記憶を消し去るという応用技も見せた。