「我は天界にて安寧の神と呼ばれし存在」
「そして下天の折に得た新たな超神名は… ザ・ナチュラル!」
概要
「調和の神編」で初登場。
元々は超人の神の一柱「安寧の神」であり、調和の神や他の同志達と共に下天を行い地上に襲来した。
笑い声は「バハー」「バハハ」。
逞しい筋肉質のボディの持ち主で、無機質な表情のマスクを被り、頭部には2つの小さな火が灯っている。
また、大きな顔面を象った装甲「フェイスシールド」を左胸・左腕・右肩・両足に装備し、腰にはコート状のマントをなびかせている。
安寧の神というだけあり、戦闘中は敵の攻撃を受けても全く微動だにしない頑強さを発揮し、常に揺るぎない冷静沈着な様を見せている。本人はこれを「安寧の精神により、両の足をしっかり地に着け、両の目でじっくり本質を見極める闘い」と評している。
超人に対しては「常に不安に怯え勝利を求め、いたずらに敗者を生み続ける"勝利という名の呪い"に取り憑かれた不完全な者」と見下しており、調和の神に賛同した理由も、超人を排除して世に真の安寧を齎すためとしている。
一方で、例え超人が相手でも、自身の予想を上回る技を用いる者に対しては一定の評価を与える面も。
活躍
中国の秦始皇帝陵に降下し、駆け付けたキン肉マンビッグボディと遭遇。彼を守るべく現れた強力チームとランペイジマンの戦闘を傍観していた。
そこへ乱入してきたキン肉マンスーパーフェニックスの提案により、フェニックスの開いた大穴を通ってソ連・シャウレイの十字架の丘に移動。到着したキン肉マンソルジャーやブロッケンJr.、そしてサタンクロスと対峙する。
十字架の丘に出現したリングにおいて、サタンクロスと戦闘を開始。サタンクロスの4本の腕・4本の足を用いた「ケンタウルス殺法」による連続攻撃を受けるが、強靭な肉体と装甲により全くダメージを受けておらず、サタンクロスに反撃を仕掛ける。
サタンクロスは隙を与えまいと、「ロデオシュタイナー」「ケンタウルスブリーカー」の連続攻撃を喰らわせるが、ザ・ナチュラルは余裕な態度を見せながら軽々と「ケンタウルスブリーカー」の拘束を力づくで解除し、そのまま「ナチュラルチョークスラム」でサタンクロスをマットに叩きつける。
予想を上回るサタンクロスの技を評価しながらも、彼に更なる攻撃を仕掛けようとした所で、サタンクロスは得意の西洋忍術(せいようイリュージョン)による「忍法魔界沼」を使用。ザ・ナチュラルを魔界沼に沈めようとするが、一方のザ・ナチュラルは「ナチュラルフェイス ニーシールド」を用いて脱出し、そのまま「ナチュラルフェイススパナ」で寄生虫サタンクロスの顔に傷を負わせる。
状況不利と見たサタンクロスは魔界沼のシーツを回収するが、それも頭部からの火炎放射で焼き使用不能にすると、サタンクロスの頭と寄生虫の首をクラッチしての巻き投げを炸裂。
超人を「不完全」「勝利という名の呪いに取り憑かれた亡者」と罵りながら撲殺地獄でサタンクロスを苦しめる。
しかし、サタンクロスは気合を込めたブリッジで撲殺地獄を解き、本体と寄生虫が分離。必殺技「昇技トライアングル・ドリーマー」を喰らわせるが、ザ・ナチュラルはサタンクロスと寄生虫の足のフックを切り、両者のボディを叩き合わせることで逆にダメージを負わせ、そのまま寄生虫に「駆除」と評して必殺技「ナチュラルボーンクラッシュ」を繰り出し寄生虫を撃破した。
サタンクロスの二身一体の戦法を封じ窮地に追い込むが、サタンクロスは一人の超人レスラー「サムソン」として「ぜひ、お前(ザ・ナチュラル)を倒したい」と意気込み、本来の4本腕が復活。互いに華麗なテクニックによる技の応酬を繰り広げ、サタンクロスの「魔界稲綱落とし」も防ぐ等、互角の戦いを見せる。
技
- ナチュラルチョークスラム
鋏状になっている左腕の手甲で敵の首を挟み、高く持ち上げた状態からマットに叩きつける。
- ナチュラルフェイス ニーシールド
足の装甲を靴底に移動させ、踏み台にすることで足場を確立させる。これにより、魔界沼への沈下を防いだ。
- ナチュラルフェイススパナ
手甲の鋏部分を伸ばすことで、即席の凶器に変え切りつける。
- ナチュラルボーンクラッシュ
口を開いた両手・両足のフェイスシールド(右肩と左腕の装甲はそれぞれの手首に移動する)を相手の四肢に噛み付かせることで拘束し、空中から相手の背中をマットめがけて叩きつけ粉砕する。
- ナチュラルショルダークッション
左胸の装甲を長く伸ばした形状に展開することで、敵の攻撃を防ぐクッションの役割を果たす防御技。作中では、サタンクロスの「魔界稲綱落とし」によるダメージを防いだ。
- 火炎放射
頭部の小さな火から炎を噴出する。
- 撲殺地獄
巻き投げからマウントポジションを取り、ダブルハンマーの滅多打ちをお見舞いする。
余談
元々は読者考案の応募超人で、投稿者はネメシスやポーラマンと同じである。