概要
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を構成する32球団の1つで、愛称はPats(パッツ)。
アメリカのマサチューセッツ州フォックスボロを本拠地としてAFC東地区に所属している。
チームカラーは紺(ネイビー)・赤・銀・白。
スーパーボウルへの出場11回はNFL最多、優勝6回はピッツバーグ・スティーラーズと並んで最多タイである(2021年時点)。
1959年に設立されたAFL(アメリカン・フットボール・リーグ)オリジナルメンバーの1つ。
チーム名
本拠地が置かれているマサチューセッツ州を含むニューイングランド地方がアメリカ独立戦争の主戦場だったことに因み、『愛国者』を意味するペイトリオッツが公募で選ばれた。
AFL時代はボストン・ペイトリオッツを名乗っていたが、近隣の州からの要望や本拠地球場がフォックスボロに建てられたことから、1971年よりニューイングランド・ペイトリオッツに改称した。
本拠地球場
- ニッカーソン・フィールド(1960-1962)
- フェンウェイ・パーク(1963-1968)
- アラムナイ・スタジアム(1969)
- ハーバード・スタジアム(1970)
- フォックスボロ・スタジアム(1971-2001)
- ジレット・スタジアム(2002-現在)
歴史
AFL時代
AFL(アメリカン・フットボール・リーグ)設立時の8球団の1つで、1960年シーズンからリーグ戦に参加。
AFLでの10シーズンで優勝は無し。ポストシーズン進出自体も1963年シーズンの1度しか出来ず、リーグチャンピオンシップゲームでサンディエゴ・チャージャーズに10対51で敗れている。
NFL時代
1970年のNFL・AFL統合で、ペイトリオッツはAFL東地区の所属になった。この年は2勝12敗で地区最下位。元AFL勢の中で最低の成績だった。
NFLでのチーム初のプレイオフ進出は1976年、初の地区優勝は1978年だったが、どちらもプレイオフ初戦で敗退。
1985年シーズン、地区3位ながらワイルドカードから勝ち上がりスーパーボウルへ初進出したが、シカゴ・ベアーズに10対46で敗れた。
2001年、前年からヘッドコーチに就いたビル・ベリチックと、この年からチームのクォーターバックに定着したトム・ブレイディの活躍もあり、スーパーボウルへ進出し、セントルイス・ラムズに20対17で勝利、3度目の出場で球団初の制覇を果たした。
チームはここから19年連続でシーズン勝ち越しを記録。2002年と2008年に地区2位でプレイオフ進出を逃した(それでも勝敗数は地区優勝チームと同じだった)以外は毎年のように地区優勝をしており、2009年からは地区11連覇だった。
2020年シーズンは7勝9敗で20年ぶりの負け越しを喫し、ポストシーズン進出も11年連続で途切れた。
永久欠番
- 20 ジーノ・キャパレッティ(ワイドレシーバー、プレースキッカー)
- 40 マイク・ヘインズ(コーナーバック)
- 57 スティーブ・ネルソン(ラインバッカー)
- 73 ジョン・ハナ(オフェンシブガード)
- 78 ブルース・アームストロング(オフェンシブタックル)
- 79 ジム・リー・ハント(ディフェンシブライン)
- 89 ボブ・ディー(ディフェンシブライン)