概要
2010年から販売が行われていた。製造は、アメリカ向けと日本向けが追浜工場(神奈川県横須賀市)、ヨーロッパ向けとオーストラリア・ニュージーランド向けがイギリス工場で、それぞれ実施された。
一見3ドアに見えるが、後席のドアのノブは目立たないように工夫され、スポーティな印象となっている。また、やや小ぶりな印象ではあるが、車幅が1.7mを超えており、日本の車輌規格では普通自動車扱い・3ナンバー車となっていた。
搭載エンジンはFFが1500ccと1600cc、4WDが1600ccという排気量であった。
計器類は2代目ノートと同じ技術の「ファインビジョンメーター」で、キーをオン状態にすると常時メーターの文字盤や針が光る仕様である。
良くも悪くも前衛的なデザインが初代の特徴であった。そのため評価は真っ二つに分かれていた。
ヨーロッパ諸国を中心に大ヒットしており、コンパクトクロスオーバーSUVブームの先駆けとなった車種のひとつとして名前が挙がる一方、イギリスBBCの自動車(罵倒)番組「TopGear」で完膚なきまでにこき下ろされたことがある。
アメリカ市場では2018年3月末を持って販売を打ち切り、日本市場向けは生産は2019年12月、販売は2020年6月までで終了している。
2019年9月に2代目が登場。
ヨーロッパ市場とオーストラリア市場のみの発売となる
実は日本で売ることも検討されていたが、「後部座席や荷室が狭いSUVは日本市場では受け入れてもらえない」という理由で断念したという。同じコンセプトのC-HRが、発売開始当初はSUVの販売記録を打ち立てる勢いで売れていたのに、その後失速してしまった事を考えると、この決断は正しかったのかも知れない。
関連項目
キックス(KICKS)(2代目):現在のアメリカ市場と日本市場における実質的な後継車種。