概要
2010年より販売されており、後にC-HR(トヨタ)やヴェゼル(ホンダ)といったライバルを生み出す切っ掛けとなった。2021年時点では日本と北米市場では販売が終了している。
初代(F15、NF15、YF15型)
欧州、オセアニア、台湾市場車が英国中北部のサンダーランド市の工場で生産された。
一見3ドアに見えるがリアドアのノブは目立たないように工夫されておりスポーティな印象となっている。
やや小ぶりな印象ではあるが車幅が1.7mを超えており、日本では3ナンバー車となっていた。プラットフォームは初代ノートと同じBプラットフォームを採用しているが、剛性を高めるためリヤサスは3代目セレナと同じ。
その個性的なデザインは好き嫌いがかなり分かれており、TopGearでおなじみのリチャード・ハモンドに至っては「I HATE YOU(お前なんか大っ嫌いだ)」と窓越しに威嚇するとまで言っているほど(その割にジュークNISMOのレビューは至極真っ当で、「スプリングやダンパーは固めてあるが、それ以外は標準車と変わらない。先に出たジュークRと同じと思ってはいけないが、スポーティーな見た目は良いので、パフォーマンスよりは見た目に魅力があるだろう」とのこと)。
搭載エンジンはFFが1500cc自然吸気と1600ccターボ、4WDが1600ccターボ。欧州仕様は1600cc自然吸気とターボ及び1500ccディーゼル、北米仕様は1600ccターボのみ。
また欧州のみの限定生産ながらGT-Rの3800ccエンジンを搭載したものも存在した。
トランスミッションはCVT、欧州仕様のFFに限りMTも設定される。
計器類は2代目ノートと同じ技術の「ファインビジョンメーター」で、キーをオン状態にすると常時メーターの文字盤や針が光る仕様である。
北米市場では2018年3月に、日本市場で2020年6月までに販売を終了している。
2代目(F16型)
2019年9月に登場。
欧州とオーストラリア市場のみの発売となり、英国サンダーランド工場での生産となる。
日本での販売も検討されていたが、室内サイズの問題などもあり見送られた。
関連動画
ラーマン山田のNISSAN JUKE NISMO 試乗
関連項目
キックス(KICKS)(2代目)
:現在の日本と北米市場における実質的な後継車。