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刹那:『ダブルオーライザー!』

ブシドー:『マスラオ改め、スサノオ!』

『目標を、』 『いざ尋常に、』

『駆逐する!!』 『勝負!!』

概要

ミスター・ブシドー専用モビルスーツマスラオの改修・発展型。

ユニオンの開発陣が時間の許す限りの改修を行っており、GNコンデンサーの増設やGNクロー、射撃武装であるトライパニッシャーといった装備も追加され、カラーリングも、マスラオの黒/赤から黒/白に変更された。

また、マスラオの主兵装であったGNビームサーベルは、強化サーベル「シラヌイ」と「ウンリュウ」にアップデートされている。

なお疑似太陽炉は両腰に一基ずつ、計二基搭載されているが、リボーンズガンダムのようなツインドライブではなく、出力は劣るが安定性の高いマルチドライブと呼ばれるシステムを採用している。

これは技術的な理由もあるが、パイロットであるブシドーがツインドライブの不安定さを身を持って知っているからという可能性もある(アヘッド・サキガケダブルオーガンダムと戦闘した際、ツインドライブの不具合でダブルオーガンダムが故障している)。

マスラオ時代から引き続き、トランザムシステムが使える。

刹那・F・セイエイダブルオーライザーと互角の一騎打ちを繰り広げるが、あと一歩のところで一太刀を受け止められ、大破。しかし、その運用データは後継機のブレイヴに受け継がれた。

なお、マスラオを強化改造した機体である為、その素体には引き続きオーバーフラッグが使用されており、ダブルオーライザーとの戦闘でフェイスパーツが破損した際に本来の顔が露出している。

武装

強化サーベル「シラヌイ」「ウンリュウ」

マスラオのビームサーベルの発振器を移植した実体剣。

左手の長刀が「シラヌイ(不知火)」、右手の短刀が「ウンリュウ(雲龍)」。

ガンダムのGNソード系武装と同じく、刀身にGN粒子を纏わせることでビームサーベルとしての特性も併せ持つ他、2本の柄を連結させることで、双刃の薙刀「ソウテン(蒼天)」となる。

名前の由来は、大相撲の土俵入りの様式「不知火型」と「雲龍型」と思われる。

後頭部のエネルギーケーブルは、サーベルが分離状態の場合は発振器に、連結状態では左肩に接続され、背中のGNコンデンサーからサーベルへと直接粒子供給が行われる。

非使用時はビームサーベルと同じく左右のサイドバインダー、もしくは連結状態で腰部後方に懸架される。

トライパニッシャー

腹部と両肩の装甲下に増設された砲口を展開し、3門のビームを球状に収束・圧縮して撃ち出す。

MS用の内装火器としては最大級の威力を持つが、粒子消費量も桁違いに大きい。

将来的な制式化を見越して追加された装備であり、搭載はブシドーの本意によるものではないが、同装備は後継機であるブレイヴに採用されている。

商品化するとギミックに乏しいために追加されたという裏事情があり、ブシドーの本意によるものではないという設定はそれを意識したものと思われる。

ガントレット

強化サーベルからのエネルギー逆流を防止する目的で、ブシドーの利き腕である左腕に装備された篭手。

単純な防御装備としても使用される。

GNクロー

サイドバインダー先端に追加された開閉式の大型クロー。

バインダー自体の接続方法も、大腿部から腰に追加された折り畳み式アームに変更されている。

レーザー機銃

頭部に2門を内蔵する。

他の火器と違い、粒子ビームではなく高指向性のレーザーを発射する。

GNバルカン

胸部に2門を内蔵するビームバルカン。

レーザー機銃と共に牽制・迎撃目的で使用される。

ビームチャクラム

本機と「マスラオ」にのみ採用された試作兵器。

頭部左右の強化型クラビカルアンテナの間に形成された、円環状の粒子ビームを射出する。

GNフィールド

両肘と両肩に設置された突起状のGNバーニアはGNフィールド発生器としての機能を併せ持ち、二刀流という戦闘スタイルから盾を持たない本機の防御装備として使用される。

立体物

HG00シリーズにラインナップ。劇中同様のギミックが再現されているが、後発のマスラオよりも少々関節パーツの保持力が弱めなのと腰部GNクローのギミックでプロポーションにやや難があるのが欠点。後にトランザムモードと呼ばれる成形色変更モデルが販売された。

ロボット魂でも立体化され、こちらはギミックを再現しつつ劇中のプロポーションを保っている。

ガシャポン戦士NEXTシリーズにラインナップ。劇中同様、ウンリュウとシラヌイを合体させることが可能。

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