概要
CV:平川大輔
ブリーチジャパン横浜支部長。組織の理念と青木遼に心酔しており、目的のためならチンピラを雇うなど弾圧や暴力などといった過激な手段を講じることも厭わない危険性を持つ。
青木と小笠原の真の目的は深く知らないようで、利用されている節もあるが、近江連合が後ろ盾になっている事は知っている模様。
デモ隊による抗議活動や選挙運動中、言ってる事とやっている事に矛盾が多く、主体性が無いので春日にいつも言い負かされて退散している。結局は彼のやっている事は社会的に悪と見做されている弱者を攻撃する事で優越感を得ようとする弱い者イジメに過ぎない、だから正義なんて口だけなのである。青木に泣きながら協力要請する等、他力本願な部分も多々あり、青木からも「何も知らない青二才」「ブリーチジャパンと民自党公認の後ろ盾が無ければ、ただの小僧が当選するはずがない」と言われるなど捨て駒的な扱いを受けるような物言いもされている。元々人集めの為に雇ったサクラの女性を目当てにブリーチジャパンに入った様であり、おまけに代表の小笠原肇によると青木は「学も無く努力もした事が無いが、誰かに褒められたい人間」を集め、彼らの承認欲求を利用する事を目的でブリーチジャパンを設立したのでその事実から彼がどんなに程度の低い人間かが理解出来るだろう。
とは言え、そんな彼も肩書だけでもブリーチジャパンの横浜支部長を任されていることは留意すべき点ではある。
また、選挙では青木遼の七光りという側面がありつつも、彼の演説に同意する声もちらほら見られたほか、対立候補の一番に一度論戦で負けているにもかかわらずちゃんと当選している。
口の上手さに関してはあなどれないとでも言おうか。
劇中で春日たちと交戦する機会はあるが大して強くない。
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ネタバレ
後に民自党幹事長となった青木の後押しにより、荻久保の選挙区でもある神奈川2区から衆議院議員選挙に出馬し、見事初当選を果たした。
しかし、青木が裏で行っていた悪事が明るみになった事で、自分が駒として利用されていた事に気付き、新宿駅コインロッカー前で春日と問答している青木をナイフで刺殺する。春日に負けたことで自暴自棄になった青木が、自殺を思いとどまった瞬間のことであった。
久米は青木を刺殺する瞬間、「ひどいじゃないですか」「でも、まだ間に合う。本当の正義は勝つんです。」という彼を非難するセリフと、不気味な予言を残し、その場から悠然と立ち去る。
その後の顛末は不明だが、エピローグに久米の逮捕などという答え合わせがなされていない。
よくよく考えると彼の最後の行動には不可解な点が多い。青木の逃亡先を正確に突き止めていること、本来本人が待機しているべき神奈川2区を離れ、新宿に来ていること、議員の大事な時期であるにもかかわらず単独で行動していること等である。
一応、青木が逃亡する数時間前に「青木遼に殺人教唆容疑」というテロップがテレビで流れ、ニック尾形による青木の裏の顔の暴露もあったため、真相を問い質しに新宿まで急行してきたととれなくもない。だが同時に、誰かの差し金、又は本人を装った者の犯行である可能性も考えられる結末となっている。どう解釈するかはプレイヤー次第といったところ。
余談
同情の余地もない悪役であることは確かだが、極端な見方をすれば自業自得とは言え彼もまた青木にいいように利用されるだけされた被害者であり、また加害者でもあると言える。そして久米に殺害された青木の末路もまた、大勢の人々を手にかけ、かつ人を捨て駒のように扱い続けてきたが故の報いであるという見方もできる。
だが、最期には自らの行いを省みて真っ当に罪を償おうとした青木とは違い、久米は最後の最後まで自分のこれまでの行いを正義と信じて疑わず、ついには自らが直接人を手に掛けてしまう。まさに、前回発売されたスピンオフ作品のキャッチフレーズ、『正義と言う名の凶器』を体言した存在ともいえる。
上述の通りに青木を刺殺して尚且つその制裁を受けた描写が本編の最後まで確認出来ない事から、ファンから「次回作があったら報いを受けてほしい」と言われるなど、本作に登場するキャラクターの中でも最も強い非難を買っている人物の一人となっている。
さらなる余談
醜悪な人間性および劇中で刃物を用いた犯行を起こしたこと、更に演者が平川氏であることから、全く無関係の他作品に登場する彼を連想するプレイヤーも多かった模様(こちらは殺害される側だが)。
関連タグ(ネタバレ含む)
玉城鉄夫、葛城勲、菅井克己、巌見恒雄…龍が如くシリーズで久米同様にそのキャラクターからファンから嫌われているキャラクター達。