「蛇に睨まれたカエルという言葉を知っているか?お前たちがそのカエルだ!!」
概要
『仮面ライダー』第89話「恐怖のペット作戦 ライダーを地獄へおとせ!」に登場。
愛くるしい小鳥であるカナリアと猛毒を持つコブラの能力を持つゲルショッカーの合成怪人で、カナリアの姿に化身する能力を持ち、この姿で人間に近付いて油断させた所へ自身が奏でる殺人超音波を聞かせて発狂死させ東京を死の都に変えてしまう「ペット作戦」を使命とする。鳴き声は「ヒューヒューヒュー」
とある河川敷を訪れていた男女ペア二組を対象に能力テストと称して殺害後、カナリアの姿で少年ライダー隊本部へと潜入。
殺人超音波を奏でておやっさんや滝を始めとする隊員らを皆殺しにしようと画策するが、駆けつけた本郷猛=仮面ライダー新1号に邪魔され失敗。
その後の戦闘で1号の足を負傷させることに成功はするものの、自慢の『コブラハンド』を叩き割られた為、一端撤退する。
ゲルショッカー本部に戻ると、ブラック将軍の執り成しで名誉挽回の機会を与えられたのか、破壊された『コブラハンド』を鋼鉄製のものに新調され、ライダーへの復讐を誓いつつ『ペット作戦』の続投を行う。
とはいえ、先の少年ライダー隊本部襲撃の失敗で自身の能力と特徴を知られてしまったため、メディア(普通、ゲルショッカーの暗躍なんぞ信じてもらえないのだろうが、恐らく滝がFBIの職権を使って何とかしたんだろう)を通して怪しい声でなくカナリアに注意するようにとの勧告が出ていた為、その動向はすぐに本郷に知られ、最後の対決へと突入。
戦いの最中、先の失態と作戦の続投が難しくなって来たと判断されたのか、新たな刺客・ネズコンドルが助っ人に参戦するが、カナリコブラはそれを拒否して果敢に1人で新1号に挑み続けるも最後は『ライダー月面キック』を受け爆死した。
その後ペット作戦はネズコンドルが担当する事となった。
能力
上記にある通りカナリアの姿に化身することができ、この姿で人間に近付き殺人超音波を奏でる事で人間の脳を破壊し狂死させることが出来る。
なお、鳴き声に特徴があり、機械的な鳴き声である為、一度その事が知られてしまうと正体があっさりとばれてしまう欠点がある。
右手のコブラを模した『コブラハンド』は伸縮自在であり、その先端の牙には猛毒が含まれており、これで敵を締め上げも動きを止めるほか、噛み付いて猛毒を流し込んで相手を殺すことも可能。
なお、当初は生身であったが、新1号との初戦時に叩き割られてしまった為、途中で鋼の剣でも斬ることの出来ない鋼鉄製のものへと新調された。
派生作品
仮面ライダーSPIRITS
バダンが復活させた再生ゲルショッカーの怪人として登場。他のゲルショッカー怪人と共に2号やZX、滝やSPIRITSに襲い掛かった。