概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する集団・UNDER(アンダー)のメンバーで、否定者(ひていしゃ:世界の理(ルール)を否定する超能力者)の男性。
UNDER(アンダー)の男性メンバー・リップから強引な勧誘を受け、不本意ながら入団してしまった。
容姿
不良然とした風貌の青年。
UNDER(アンダー)に入団後、後述の否定能力にあった難点(ルール)を克服するため、額に第三の目を移植。逆さに被った帽子(キャップ)の留め具で空いた穴から、第三の目が確認できる。
人物
元々はブラジルのギャングに所属して、自身の否定能力を利用した悪事を働いていた。
組織(ユニオン)の課題から得た報酬で位置を特定されていたが、一足先にUNDER(アンダー)の男性メンバー・リップに拘束され、否応なくUNDER(アンダー)に入団。
ショーンの経歴もあってか横暴な面が目立つ。自分を強引に勧誘したリップの命令は聞かず、不孝のように独善的な言動がみられる(まあ、自身の腹に平然と異物を入れてくるような相手で、勝手に協力を要求してきた経緯を顧みれば当然な態度ではある)。
ナイフを獲物としており、後述の否定能力と併用して殺人を厭わない残虐性もある。
能力
UNSEEN -不可視-
自己対象 強制発動型
両瞼を閉じることで自身及び自身が所有していると認識している物を視認不可の状態にすることが出来る。
要は透明人間になれる能力。自身及び身に着けている衣服を不可視にして、窃盗などの悪事に利用していた。だが能力発動条件「目を瞑る」があるため、自身の視界も不可視になってしまう難点があった。
UNDER(アンダー)入団後に額へ移植した第三の目のおかげで、視界の難点を不問にできた。
関連項目
Invisible・・・英語で「不可視」の意味。
単行本6巻以降の内容に関するネタバレにつき、閲覧注意!
初登場は、透明の不可視状態で椅子に拘束され容姿性別が不明だったショーン・ダッツ。その後、消息不明を経てUNDER(アンダー)に入団した事と同時に風貌が判明した経緯を辿る。
そして間もなく胴体を真っ二つにされ、物語から退場するというあんまりな幕引きとなった。同雑誌系列のSF作品に登場した曲者感の強いあの人や、某鬼退治に登場し細々と切り刻まれた先輩みたいに、数ページだけ登場して不可視(フェードアウト)の扱いを受けてしまったショーン…。
因みに、このあっけなさとは裏腹に、ある人物にとって物語へ必要不可欠な重要事項(ターニングポイント)だった真実が明らかになるのは、また別のお話。