概要
竜族の少女。一人称は「あたし」。
竜の角と尻尾と、赤色の長い髪を兼ね備えており、スタイルも大人な身体のそれである。それを見たソラとルナは自分のコンプレックスのある小柄な身体と見比べて落ち込んでいた。
竜族の『15歳になったら一人前の強き竜になる旅に出る』という掟に従ってホライズンの街の近くにある橋『ストライドブリッジ』にて武者修行という名目で、冒険者たちを返り討ちにしていた。
そんな中、レイン(とカナデ)とは冒険者ギルドが出した特別クエストがきっかけで、その依頼を受けてやってきたレインとカナデの二人に勝負を挑み対決することになる。そしてレインのビーストテイマーとしての力に(より使役した鳥の毒を受けて行動不能になることで)負けた事でレインと契約し、修行の旅も兼ねてレイン達に同行する事になる。
キャラクター像
カエデと同じく健啖家ではあるが、穏やかな性格のカナデとは異なり強気系な性格。
当初は最強種ということもあってか己の力を過信しすぎる節があり、実際レインの忠告を聞かなかった。それが切欠でオークの奇襲を受けた事への悔しさとそれ以上に自分を庇ったレインの身を案じて謝罪したことから、プライドはあるものの自らの非を認めて反省する人物である。
主人であるレインに酷い仕打ちや暴言を浴びせたアリオス率いる勇者パーティーを本心から強く嫌っており、実際に対面した時には攻撃的な態度を取っていた。
また、迷いの森に苛立って森ごと焼き払おうとしたが、レインに止められた。
戦闘力
竜族だけあってかドラゴンに変身する能力を持ち、普段の状態でも火を吹くことや火球で攻撃する事もできる。カエデと同じく身体能力が優れており、レインとカナデの二人がかりでの攻撃も難なく捌く他、竜の尻尾で相手を叩きつける。
更に強大な魔力を秘めており、ブレスや火球による攻撃もそれで補っている他、『マテリアルキャンセラー』や超級魔法をはじめとする高度な魔法の扱いにも長けている。
他にもドラゴンに変身しなくても翼を展開して空を飛ぶことができ、それがレイン達と共にシャドウナイトに囚われたルナを救出する際にとても役立った。
自分と同じくレインと契約している最強種のカナデやソラ、ルナには『特定の分野にはとても優れているが、それとは反対の分野が苦手である』という共通した弱点があるのだが、タニアにはそういった弱点が存在せず、物理攻撃も魔法攻撃もとても優れており、飛行能力というアイデンティティも備えているため、一種の万能型とも言える。
魔法
- マテリアルキャンセラー
魔法を消滅させる超高等技術。
対象の魔法構造を解析し、それに適した魔力の波をぶつけて相殺させる、と言うもの。
タニアの場合はリーンとミナを二人同時に相手にした魔法合戦においてはこれを指パッチンだけで実行し、二人を事実上無力化するという最強種の強さの一片を見せた。
人間関係
ビーストテイマーである人間の青年で、タニアの主人。
最初はただ面白そうという理由でついてきたが、その中でレインの人柄に安心し、更にオークの奇襲攻撃から身を呈して庇ってくれた事、そしてミスをした自分を責めないどころか、自分が怪我せずに済んだことを喜んでくれた事で特別な感情を抱くこととなる。
猫霊族の少女。
- リーン、ミナ
レインを追放した勇者パーティーの一員で、対峙した相手。
やはり彼女たちに対して怒りを顕にしている。
関連タグ
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー 竜娘(ドラゴン娘)
もう一人のヒロイン:カナデが本作のメインヒロイン的存在であるのに対し、『タニアはカナデ(メインヒロイン)と正反対の特徴(ツンデレ)を備えてる』『主人公の仲間に加わるメンバーとしても二番目』等からタニアは本作における『もう一人のヒロイン』的存在であるとも言える。
関連キャラクター
ステラ・ヴァーミリオン:『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー』が連載されている漫画アプリ『マンガUP!』で連載されている漫画作品『落第騎士の英雄譚』のメインヒロイン。赤色の長い髪(ただしツーサイドアップとタニアとは髪型が少し異なる)と大きな胸を兼ね備えている。強気でプライドが高いが、自分が認めた相手には敬意や感謝を向けることができる(いわゆるツンデレ)、大食いではあるがスタイルは抜群。本編序盤では主人公と対決する事になるが、その中で彼に敗れて強さを知り認める等になる。戦闘では火属性の攻撃を扱う等といった具合に共通点がとても多い。