CV:大坪由佳
概要
黒髪のショートカットで、非常に生真面目で正義感に満ちた性格。
風紀委員としては各部活動への立ち入り検査権や違反物品の没収権などの権限を有し、生徒会とは独立した活動をおこなっている。
校則には非常に厳格で、風紀委員室には没収した私物が山と積まれている。これは本人曰く「皆さんにより良い学校生活を送ってもらうために、心を鬼にして風紀を取り締まっている」との事で、生徒会長の白鳥百合子からの信頼も篤い。
決して悪い人間ではないが、生真面目が過ぎて、急いでいても「校則違反になるから」と廊下を走らないなど、融通が利かないきらいがある。また、校則を守らない相手にはいささか感情的になるようで、物凄い剣幕で抗議に訪れたあすかの態度から、トロピカる部に疑念を抱いて、狙い撃ちで持ち物検査をしたり部室を調査したりしている。
作中の動き
最近学校を騒がせる人魚の噂を、「人魚などいるわけがなく、性質の悪い悪戯」と断じ、真相を突き止めるべく調査を開始する中、食って掛かって来たあすかの態度を怪しんで、トロピカる部に目をつける。さらに校内でローラを目撃し、トロピカる部の部室を捜索してマーメイドアクアポットを没収した。
しかしローラがアクアポットを取り戻すべく風紀委員室に忍び込む。「スケボーで廊下を移動する人魚」の姿を見た正美は後を追うも、生徒に変装したローラは何とか誤魔化してアクアポット奪回に成功。正美はローラのスカートの長さを咎めようとしたが、「廊下は走らない」と校則を頑なに順守した事が仇となり、よたよた逃げるローラに追いつけず取り逃がした。ローラは窓から水路に飛び込んで一瞬で姿を消したため、「そんな!幽霊じゃあるまいし…あの時の人魚といい、まさか本当に…?ああ~、もう一体どうなっているの!?」と悲鳴を上げる事となった。
翌日、信じられない物を連続で目撃したせいですっかりやつれた顔になりながらも、「昨日、人魚を目撃しました。そして校則違反の制服を着た女子生徒が突然消えました。あなた達が関係しているのでは?」とトロピカる部を追及する。だが、あすかに「証拠はあるの?」と返され、なおも没収したアクアポットがなくなった事を問い詰めるも、「あれは部活に必要な物だから返してもらった。校則に則って先生の許可も取ってある」と反論され、校則を盾にされてはぐうの音も出なくなる。
すっかり取り乱して「でも人魚と謎の女子生徒を見たの!きっとトロピカる部が…」と食い下がったが、副委員長から「このところ委員会を頑張り過ぎてたから疲れていたのかもしれませんね」と窘められる。その次の瞬間、スケボーに乗ったくるるんを目撃して「スケボーに乗ったアザラシみたいなのが!」と口走るも、「そんなのいるわけないですよ」と否定され、「そうよね…わたし疲れてるのかも」と5年前の彼女と同じように信じてもらえず、すごすご引き下がる羽目になった。
風紀委員室の謎
「校則その19、校則違反のおそれがあるものを風紀委員が見つけた場合、あずかり、違反であるか学校側に確認してもらう」により風紀委員に没収された品々は非常に多岐にわたり、漫画本やゲーム、ぬいぐるみ、コスプレ衣装などが押収されている。中には二昔ほど前のスケバンが着ていたくらいスカート丈の長い制服(改造制服と思われる)があったが…いつの物だこれ?
中の人について
声を演じる大坪は今作がプリキュアシリーズ初出演であり、その事に関して「トロピカっちゃった」とツイートしている。
関連タグ
滝沢あすか:同じ正義感が強いキャラクターだが、こちらは人情を重視する。百合子同様、あすかとは反りが合わない人物。
モルダー、あなた疲れてるのよ/みんな疲れてるのか…:第12話ラストで人魚を見たことを他の委員たちから信じてもらえず、「疲れている」と言われたことから連想した人少なからず。