概要
村の統治者マザー・ミランダに仕える4人の村の権力者で、本作の敵勢力の幹部達。
村の各所にそれぞれ拠点となる施設を構えており、村の中ではミランダに次ぐ存在として、村人達から畏敬、畏怖の念を持たれている。
怪物的な容姿、特殊な能力など、それぞれが明らかに人間離れしており、ライカンを始めとする様々なクリーチャーを従えている。
ハイゼンベルクの提案の元、ミランダからローズマリー・ウィンターズの結晶化した身体のパーツを収めたフラスクをそれぞれ手渡され、娘を取り戻そうするイーサンの前に立ち塞がる。
4人のミランダに対する忠誠心の強さはバラバラで、お互いに基本的に信頼関係はなく、ミランダの声が掛からない限りは干渉しない模様。中でもドミトレスクとハイゼンベルクの仲は最悪で、ミランダの面前にも関わらず口論を始める程である。
メンバー
村の中心に聳える巨大な古城・ドミトレスク城を治める、非常に長身の女城主。
自らに忠実な3人の娘と自らが血を吸い尽くした侍女達の成れの果てであるクリーチャー「モロアイカ」やその派生種を従える。ミランダへの忠誠はあるが、基本自分の家名の方が優先順位は高い。
ローズの頭の入ったフラスコを預かっている。
村から少し離れた深い谷に佇む人形館に住んでいる、喪服のような黒服に身を包む不気味な人形使い。
「アンジー」という人形を常に手にしている。屋敷を訪れた者に醜悪なクリーチャー「ベビー」や、アンジーをはじめとする人形などの様々な幻覚を見せ惑わせる。
ローズの足の入ったフラスコを預かっている。
村の人造湖周辺に張り巡らされた坑道を縄張りにしている、非常に醜悪な容姿の半魚人。
湖に迷い込んだ者を身体から分泌される粘液で捕らえる。知能もあまり高くないのか、彼の手記は基本ひらがなで書かれている。ミランダへの忠誠心は貴族達の中でも一番高い。
ローズの腕の入ったフラスコを預かっている。
村の郊外にある古びた工場・ハイゼンベルク工場を拠点とする、粗暴なメカニック。常に自作の鉄槌を携える。金属を手を触れずに自らのまわりで操る能力を持つ。
自身の工場にて、死体に武器や金属を組み合わせて創り出した悪趣味なクリーチャー「ゾルダート」の軍団を従える。ミランダのことはとある事情で面従腹背している模様。
ローズの胴体の入ったフラスコを預かっている。
関連タグ
バイオ村であそぼ♪:愉快な4人として怖くないパペット人形として登場。
カウンターハンター:同じカプコン作品であるロックマンX2での敵勢力。ある人物の身体を三分割したパーツをそれぞれが所有している。没案では4人だった。
※以下、ネタバレ注意
彼らの正体は、マザー・ミランダが特異菌の菌根を用いた人体実験の被験者である。
ミランダは、100年以上前にスペイン風邪で亡くなった娘のエヴァを蘇らせるべく、エヴァの宿主=「器」となる人材を探すために村人を使って実験を行うが、いずれも器にできる程の適合者はおらず、多くはライカンなどの醜悪なクリーチャーへと変異してしまった。
そんな中でも、器には適さずとも特にカドゥの定着率が比較的高く、それぞれ特殊な能力を得ながら知性を保つ事が出来たのがドミトレスク、ハイゼンベルク、モロー、ベネヴィエントの4人である。
ミランダはこの4人を自分の養子とすると同時に拠点や、村の有権者としての身分や、富などを与える事で直属の配下としている。
ドミトレスクを除く3人は本当の意味での貴族の出身というわけではなく、あくまでも敬称に過ぎない。
だが、ベネヴィエント家は人形メーカーの経営者、モロー家は下院の主を務める医師の家系、ハイゼンベルク家は大規模な工場主である等、ミランダに仕える以前から村近辺の名士として彼女に貢献していた様である。
また、ドミトレスク家は確かに貴族ではあったが、ミランダに出会うまでは実質的に没落状態にあったことが示唆されている。
ちなみに、ヴィレッジの物語冒頭で語られる童話「Village of Shadows」には魔女に従う4匹の怪物が登場するが、これらは四貴族の存在を表している。
- コウモリ(+3匹の小さなコウモリ) → ドミトレスク(+娘達)
- 魚の王 → モロー
- 鋼の馬 → ハイゼンベルク
- 死神 → (糸を持っていることから)ドナ